【最終形態】一般家庭のタイヤ交換。Eliklivインパクトレンチの使用感をレビュー

生活用品

今年もタイヤ交換の季節になりました。春と冬の年2回必要なタイヤ交換、ついこの前やった気がしますが・・・もう春なんですね。

地方で暮らす場合、移動は主に車で雪国ではタイヤ交換は必須です。

タイヤ交換をショップに頼むと私の地域では1台当たり2000円かかります。しかもタイヤ交換の季節になるとショップは混み合い数時間待ちなんて事も。

夫婦で1台ずつ車を使うので毎回2台分(4000円)の費用がかかります。

タイヤ交換くらい自分でやろうと、よほど都合が付かない時を除き自分でやってきました。

若い頃は体力もありさほど苦に思わなかったタイヤ交換も年を重ね、年々きつくなってきます。年を取れば取るほどに工具のありがたさが分かってきました。

これまでは、ケチって安い工具しか使ってこなかった私がついにインパクトレンチを購入したので使用感をまとめてみたいと思います。

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Elikliv インパクトレンチ

購入したインパクトレンチは「Eliklivインパクトレンチ」充電式 無段変速 正逆転両用 最大トルク300N・m。タイヤ交換専用みたいな仕様です。

セット内容は以下の通り

インパクトレンチ本体とバッテリー

持ちやすいグリップにコンパクトなボディーです。それでいて出力は21V、最大トルク300N・mとタイヤ交換には十分なスペック。無段変速で正逆転両用。締め付け&緩めどちらも行けるって言う事です。

バッテリーは1つ付属です。

充電器

バッテリーを充電する為の充電器。充電式のインパクトレンチやインパクトドライバーを購入する時は、バッテリーと充電器が付属している事を必ず確認しましょう。

ネットショップの場合、安いからといってよく確認せずに購入すると本体しか届かない・・・なんて事もあります。

ソケット

タイヤ交換専用機みたいな仕様なので、タイヤのナットに使われる17/19/21/22mmインパクトソケット4本が付属しています。

これはとてもありがたい。車が変わりナットの径が変わった時や親戚のタイヤ交換を頼まれたときなど、どんな場面にも対応する事が可能。

ナット径とソケット径が合わない・・・なんて事態になりません。

ハードケース

ハードケース。付いてきて当然の様ですがこれもとてもありがたいです。

インパクトレンチ自体がタイヤ交換時しか出番は有りません。保管している期間の方が圧倒的に長く、この様な専用のケースで管理できるので付属品を紛失する心配がありません。

しかもスペースを最大限に有効活用しコンパクトに納めています。

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使用感

タイヤ交換にインパクトドライバーは不向き

DIYも少々たしなむ私は、以前にインパクトドライバーでタイヤ交換が出来ないかと14.4Vの物を購入しています。

HiKOKI(旧日立工機)14.4V インパクトドライバー FWH14DGLがそれ。最大140N.mの品で数字だけではタイヤ交換も余裕で出来るスペックです。

  • 普通自動車=90N.m~120N.m
  • 軽自動車=70N.m~90N.m

しかし、やはりドライバー。レンチとは違いました。インパクトドライバーにしては高出力で、耐久面からも最高のインパクトドライバーでしたが…。タイヤ交換に流用するとなると力不足感が否めなく緩むナットと緩まないナットがあります。結果ほかの工具も必要となりタイヤ交換には不向き。

DIYの必需品インパクトドライバー。ハイパワーでもタイヤ交換には不向きか!?「HiKOKI」
DIYをする場合、必須ともいえるインパクトドライバー。いろんなものが販売されていますがどれを選べばい...

インパクトドライバーでタイヤ交換も出来るハイパワーとなればプロ仕様の18V以上は必要で、その場合30000円以上の高額になります。

それなら安いDIY用のインパクトドライバーとタイヤ交換専用のインパクトレンチをそれぞれ購入した方が安く済むという結果に。

Eliklivインパクトレンチの使用感

前置きが長くなりましたが「Eliklivインパクトレンチ」を実際に使ってみた使用感をまとめます。

まず、タイヤ交換専用なのでトルクレンチ110N.mで締め付けたナットは全て緩みました。

インパクトドライバーは同じように110N.mで締めたナットでも緩まない物もありますが、このインパクトレンチは全て緩みました。

具体的には車種によりホイールとナットの形状が異なり、インパクトドライバーでは緩みにくい車種があるというイメージですが、このEliklivインパクトレンチは全て緩みます。パワーもかなりあるので、これさえあれば追加で工具を出す必要が無くなりました。

動画を取ってみたので参考にどうぞ。

https://twitter.com/omelette713/status/1375376092962324480?s=20

バッテリーの持ちに関しては、連続で2台のタイヤ交換をしてもまだ余裕がありそうです。

全てのナットを緩めたので、不満はなくむしろ快適。こういうのを求めていた。価格も充電式のインパクトレンチではかなり安めです。ショップによりますが7000円~10000円

タイヤ交換時、ソケットを付けたこのインパクトレンチだけを持ち歩けば良くなり作業中も本体とジャッキだけ。充電式=コードレスなので配線もなし。

2台連続でも体力的にかなり楽です。

力仕事はタイヤの出し入れだけになったので、タイヤ交換のハードルも一気に下がります。

ナットのネジ山を傷めないって言うのもインパクトレンチのいい所。ナット頭がナメた…なんてことにはなりません。

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車載ジャッキヘルパー

インパクトレンチを物色中に車載ジャッキヘルパーなる商品を見つけ安かったのでついでに購入。

早速使ってみました。こちらの使用感もご紹介します。

車載ジャッキとは、車に常備されている非常を想定した軽微なジャッキ。パンタジャッキと呼ばれている物。

私の場合、この様に収納されています。

取り出してみるとこんな感じ。見たことありますよね。

このパンタジャッキの取っ手を接続する部分にヘルパーを取り付けるとアラ不思議……電動ジャッキに早変わりという商品でした。

200N.m以上での使用なのでいけます。Eliklivインパクトレンチの最大トルクは300N.m。取り付けて見ましょう。

こんな感じです。タイヤナットと同じ21mmソケット又はインパクトレンチの差し込み口12.7mmに対応していて、インパクトレンチとの相性がとてもいい物です。

動画を取ってみたのでご覧ください。

x.com

この様に車載のパンタジャッキを電動化できます。発想が面白い。

インパクトレンチが無い場合ラチェットでも大丈夫なので、手でクルクル回すよりは断然楽になるはず。クルクル回すと地面に手を擦って痛いですし・・・。アスファルトだと生傷が絶えません。

使ってみた所、難点もありました。

まず、ヘルパーに付属しているシングルナットではインパクトレンチが稼働しているハンマーの衝撃で緩んでしまいます。ジャッキアップしきる頃にはナットがぶっ飛んでる…。

もう一つ別途で同じサイズのナットを購入しダブルナットにすればいいかと思いますが…。サンプルに使用したパンタジャッキの形状が悪かったのでしょうか…残念な部分。

あと、動画でも分かりますがインパクトレンチを使う場合ハンマー衝撃がかかりっぱなしです。バッテリーの消耗とインパクトレンチ本体にかかる負担が気になります。

インパクトレンチ本体の寿命が縮むのでは・・・。

その他の工具

タイヤ交換には様々な工具が用意されています。自身の環境に合わせて選んでください。

私が使ったことがある工具をいくつかご紹介。

ジャッキアップ(油圧式パンタジャッキ)

ジャッキアップに関して、車載ヘルパーを紹介しましたが最終的に油圧式のが一番楽でした。

愛用のジャッキがこちらです。

場所を選ばず、労力も最小限です。

こちらは以前の記事でレビューしているので参照下さい。

タイヤ交換時のジャッキアップは場所を選ばず使える油圧式ジャッキがおすすめ。負担が大幅に減。
雪国に住む限り毎年訪れるタイヤ交換。 ディーラーやガソリンスタンドなどに頼むと工賃として2000円...

伸縮式レンチ

テコの原理を利用した伸縮式のレンチです。

インパクトレンチを購入するまで長い間お世話になった工具。

伸びるので小さな力でナットを緩める事ができます。複数台タイヤ交換すると疲れますし、少しでも楽したいものです。

角度が悪いとナット頭がナメそうになるので注意。

クロスレンチ

若い頃はクロスレンチ一択。

お手軽な工具なので、体力があるならこれでOK。

ディスクワークを長く続け、なまった体のおじさんにはもうキツイ。クルクル~~って回すのが気持ちいい工具。今は折りたためる物まであるんですね。

最後に

ショップに頼んだ場合は車1台2000円。

夫婦で車を合計2台所持→年2回のタイヤ交換が必要→タイヤ交換費用1年当たり8000円。

こうやってみると工具にかかる費用はすぐに元が取れます。

台数が多ければ多いほどその効果は大きい。準備も始める時期が早ければ早いほど有効です。

私は、年齢的にきつくなってきたので楽したいという理由でインパクトレンチを購入してみましたが、もっと早く買っていれば良かったと切に思っています。それくらい作業性が上がるんです。

車を持ち続ける限り発生するタイヤ交換、対策は早めにするべきでした。

結果的に一般家庭を想定したタイヤ交換は完成形を迎えました。

  1. インパクトレンチ
  2. 油圧式パンタジャッキ
  3. 締め付け確認のトルクレンチ

これがあれば、怖いものなし。何台でもやれちゃいます。

車載パンタジャッキとクロスレンチでタイヤ交換していた時期もあった私が突き詰めた最終形。

年々億劫になるタイヤ交換もこのような工具の使用でハードルは一気に下がり、まだまだやれますよ。

めんどくさい・・・ショップに頼もう・・・なんて気も起きなくなります。

タイヤ交換を少しでも楽にしたい方、一番効果的なのは工具の力です。この記事がその工具選びの参考になれば幸いです。

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