業務用スチールラックで作る多肉棚。屋外での雨風対策。

多肉植物

多肉植物を育てていると、買ったり増えたりで置き場所に困ります。

春を目前にそろそろ屋外での管理となるのですが、限られたスペースでなるべくたくさんの多肉を管理できるようにと多肉棚を作ってみました。

調べてみると皆さん様々なアイデアでとても参考になります。

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多肉棚の必要性

理想はたくさんの日光を確保できる様に広げて置くといいのですが、一戸建て一般市民な私はそんなに広い土地もなく、周辺の建物で日陰となる場所もあり日当たりを確保できる場所は限られています。

条件の良い場所でなるべくたくさんの多肉植物を日に当てるにはやはり棚が便利です。

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業務用スチールラックのメリット

色々なパターンを考えましたが、我が家の場合は業務用のスチールラックをベースにするのがベストでした。使用したサイズは「高さ180cm、幅87.5cm、奥行き45cm」の物。

・高さが初めから180cmと高く、他の物でこの高さを出すとなると費用がかさむ。

・組み立てるのが容易で、棚としての安定感がある。

・棚の高さを自由に決めることができ、後からでも変更可能。(日光の角度とか植物の背丈とか)

・柱部分に棚の高さを調整できる穴がたくさん開いていているので、その穴を利用し屋根や壁を自由にカスタマイズできる。

・スチール製なので丈夫。

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デメリット

・スチール製なので屋外だと錆びる。

・デザイン的に受け付けない人には向かない。

錆に関しては、目立ってきたらペンキを塗る予定です。木製でも結局の所、保護塗料を塗らないといけないので同じです。

デザインがお気に召さない場合、他をご検討下さい!

屋根の取り付け(雨対策)

スチールラックを組み上げたら、まず屋根を取り付けます。

柱の穴を利用し、屋根の下地となる木材をビスで固定。

設置予定の場所は軒下で積雪は無く、雨が流れれば良かったので2cm程度しか勾配と取っていません。

屋根材はポリカーボネート波板(薄く黒っぽい色付き)を使用。先ほど本体と固定した木材に取り付けていきます。

このポリカですが、物によっては裏表(表面だけに耐候処理が施されている)があるので切断する前に分からなくならない様に印を付けて置くといいです。今回使用したのは裏表がないタイプの物でした。

切断には専用のハサミを使うと簡単に切る事ができます。ホームセンターで1000円前後で買えると思います。

屋根は使用に合わせて本体よりも広く貼ると屋根面積が大きくなり雨対策効果がアップ。今回は両脇に10cm。手前に15cm出しました。

ここらへんで夕方5時を回っております。上段にかろうじて日が届く程度。

3月現在は、朝8時~夕方4時くらいまでは全面に日が当たる場所。

壁の取り付け(風対策)

屋外の場合、雨対策の屋根は必須ですが、壁は無ければ無くても良いかと思います。風自体、多肉に悪い物ではありません。

風というより横から入る雨対策の方が目的になりますが、糸入り透明シートを使いました。強風でもバサバサならないような素材と遮光性能で選ぶといいです。

シートの固定には、繰り返し風の影響を受け破ける事を考慮しハトメを使います。

 

スチールラックの側面を計り、シートを切断します。普通のハサミでOK。

シートの端部は5cm程度折り返して厚くする事によりシートの強度を上げれます。

ハトメパンチに付属してくる専用のポンチでシートに穴をます。

空いた穴にハトメをセットしハトメパンチで押し潰せばハトメ処理完了。

ハトメと柱の穴を結束線で縛って行けば壁面は完了となります。

通気を考え屋根下に10cmくらいの区間はわざと貼りませんでした。

※壁を貼ると風の抵抗が大きくなります。設置場所が風の影響で転倒の恐れがある場合は下段にコンクリートブロックを重しにするなどなにかしらの対策をお勧めします。ご紹介している設置場所は壁に隣接し風の影響が大きくない場所です。

完成

という訳で、とりあえず完成です。シートが大分余っていますので正面にもなにか開閉式の物をとは考えていますが、今回はここまで。

仮に数点置いてみた様子。季節により変わる日の角度を見ながらなるべく奥まで日が届く棚の位置を調整していきます。

ちなみに、我が家で一番条件の良い南側の場所に置きました。

費用まとめ

参考までにかかった費用をまとめておきます。地元の大型ホームセンター価格

・スチールラック本体(高さ180cm、幅87.5cm、奥行き45cm)型番N-875 ¥4380

・木材150円x2本 ¥300

・ポリカーボネート波板 5尺 ¥1080

・糸入り透明シート 1.8m x 3.6m ¥1880

・ハトメパンチ ¥1188

・アルミ両面ハトメ ¥327

※ポリカハサミ、固定ビス、のこぎり、インパクトドライバーは手持ちの物を使ったので費用に含みません。

合計参考金額 ¥9155(税込み10%)

となりました。

最後に

スチールラックの場合、柱にあらかじめ開いている穴を利用し木材を固定すればもっと違う壁を貼る事ができ自由度は高いです。ストックできる棚は5段ついて来ましたが、日の角度を考慮し4段のみ付けています。場合によっては下段を物置として5段にするとか用途に合わせて組み合わせも自由。

又、塩ビ管を使用した棚や木材を加工したものとご自身で考えて作るのもいいですね。お庭やベランダのデザインに合わせていろいろ考えてみて下さい。

 

2020年8月25日、その後の使用感を公開しましたので合わせてご覧ください。

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