多肉用ビニールハウスの雪対策。積雪による倒壊を防ぐ補強。

多肉植物

春先に建てた多肉専用3坪タイプのビニールハウス。冬を迎えるに当たり積雪に備えハウスの補強を行いました。

私の住んでいる地域は青森でもそれほど積雪の多くない地域です。とはいえ、年に数回まとまった雪が降り過去にはサイクルハウスが雪の重みで潰れた経験もあります。

春先に建てたビニールハウスは安い代わりに丈夫な作りではないので補強は必須。

寒さ本番となる前に補強を済ませたのでご覧ください。

多肉専用ビニールハウスについてはこちら。

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ビニールハウス内の棚についてはこちら。

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補強前

雪による重みで倒壊する場合は棟に流れているパイプが荷重に耐えきれなくなり潰れます。

ビニールハウス内に棚を製作した時、棟の補強も想定し既に基礎となる梁材を流してあります。(この土台となる梁材はサイズが大きい方がいいです。画像の物は少し小さすぎるかもしれません)

棚自体が地面から支持されているので、これに絡めて雪でかかる荷重を地面から支えようという作戦。

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補強材の位置決め

棟に流す補強の木材は45x36(mm)を使用します。縦方向に45mmが来るように使用すると荷重に対してより強度を期待する事ができます。

棟のパイプに麻紐を使い仮に結び付けました。

この結び付けた木材を下に見える木材(梁材)から突っ張って支えるイメージです。

均等に束材(つかざい)を入れれる様にあらかじめ印をつけて行きましょう。

※束材とは短い柱。鉛直方向(縦方向)に入れる補強材。

印をつけた部分に束材を入れるので長さを測定しメモしておくといいです。この時、麻紐だけでぶら下がっている上側の木材はしっかりと押し上げて正しい寸法を測定します。

次に束材を切断していきますが、気持ち長めに切断してしっかりと棟のパイプを押し上げて置くイメージ。束材が短いと逆にぶら下がるイメージとなり荷重が更にかかる場合不利になります。

測定値+3mmで束材を準備しました。

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補強材の固定

必要な物は揃ったので、固定して行きます。

DIYで木材を使用する場合、複数の長さのビスを常に用意して置けば安心です。無いといちいち買い出しに行く事となり作業が進みません。

ビスはまとめて買っておけば暫く持つので箱買い。

あとはDIYのお供、インパクトドライバー。

インパクトドライバーに関してはこちらの記事を参照ください。

DIYの必需品インパクトドライバー。ハイパワーでもタイヤ交換には不向きか!?「HiKOKI」
DIYをする場合、必須ともいえるインパクトドライバー。いろんなものが販売されていますがどれを選べばい...

測定した束をそれぞれ配置し、下側から固定して行きます。

梁材を貫通し束材(縦材)まで届く長さのビスを使用。際にビスを打つ場合は木材が割れてしまうのを防ぐために最初に下穴を開けておくといいです。(使用するビスより小さい径の下穴)

上は最後に固定するので、この段階では多少ずれていても気にしなくてok。極端なずれがある場合は下側梁材の位置を見直す必要があります。

下側の固定が全て終わったら、次に上側を固定。

上側(棟のパイプと接する補強木材)は貫通するビス止めが出来ないのでL型のステーを使用。

ここは短いビス。

完成

一通り固定が終われば完成となります。

積雪の量が多い地域の方は、木材のサイズを全体的に上げて、更に地盤から支える柱の本数を増やすなどの対応が必要かもしれません。参考にする場合はお住まいの地域により補強の容量をご検討ください。

私の地域では平均積雪は20cm~30cm程度、雪かきが必要なほど降る事は年に数回程度の地域です。青森なので寒いのは非常に寒いですよ…。

降ったばかりの雪は軽いのでそれほど心配ありません。しかし、雪を下ろさずに残しておくと溶けた雪が水分となりそれが凍り非常に重い雪となります。これがダメなパターンなので、補強したとは言えハウスの雪下ろしは必須です。

農業で使う大型のビニールハウスではないので、これくらいの手間はかけましょう。手も届くわけですし。

今年はこれで冬を迎えて見ます。おそらくこれで強度は十分だと思われますが、様子を見て必要があれば更なる補強を検討していきます。

初の冬超えなので上手く行くか心配ですが、失敗しなければ改善点が分からないのでチャレンジの年となります。

挑戦に終わりはありません。まだまだ続きます。

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