2020年の8月某日。真夏を目の前に胴切り~胴割りを敢行した多肉植物エケベリア属の3種がありました。
胴割りとは、胴切り後の下株を更に薪割りの如く縦に真っ二つにする行為。よりたくさん増やすのが目的ですが、胴切り後の管理が更に小さく分ける事により楽になるというメリットもあります。
詳しくは、下記の記事をご覧ください。
さて、真夏を目前に胴割りした3種とは「ローラ」、「リラシナ」、「花うらら」。胴割りしてからおよそ4か月後の様子をまとめてみました。
ローラ
ローラから。まず、胴切り上株のカット苗側の成長。
すっかりと元通りの様子へと成長しました。また鉢からはみ出さん勢い。
現在12月にも関わらず、花芽を出しちゃってます。
成長点付近の葉先がピンク色でカワイイですね。
では、胴割りの様子をどうぞ。
左側は新芽ひとつだけ。右側は2株かな?もう少し育たないとはっきりとは判別できなさそうです。
一株の方はやはり成長が早いです。栄養の分散が無い為でしょうか。
ローラ胴割りの記事はこちら↓
リラシナ
つづいてリラシナ。胴切り上株カット苗から。
4か月で大きさはローラ同様に元通りです。こちらも鉢からはみ出さん勢い。
そして胴割りの様子。
これは…あまり育っておりませんね…。元気がない訳ではないんので成長が遅いだけでしょうか。
リラシナの葉挿しは安定の成功率って見かける事が多い中、実は私…リラシナの葉挿しは全て失敗しております。
少々、育てる難易度が高い印象を受けているリラシナさんでした。
リラシナ胴割りの記事はこちら↓
花うらら
3種目、花うらら胴切り上株のカット苗の様子をどうぞ。
つい先日の12月紅葉状況を報告した記事で登場したばかりの使い回し画像になります…。
カット苗は3種共々、4か月も立てば元通りですね。胴切り自体が形を整える行為として安定の方法である事が良く分かります。
では胴割りの様子をご覧ください。
これはたくさん芽吹きました。片側から3株づつの計6株が成長中。
なんというか、胴割りの結果うんぬんよりかわいいです。
ではなく、花うららに関してはより多く増やす、という方向性では非常にいい結果となりました。
普通の胴切り下側からも芽吹く株数はランダムで多い時は5~6株もあり得ます。又少ない場合は2株とか。そういう意味では胴割りしたからたくさん増えるという事はないかもしれません。
花うらら胴割りの記事はこちら↓
最後に
8月、真夏目前の胴切りは青森ならではかもしれないので、おすすめしません。逆に秋からの胴切りや葉挿しは厳しい冬に耐えきれずダメになる事が多いのでやらない(出来ない)ようにしています。
軸を縦に真っ二つに割る胴割り。株に大きなストレスを与える事により、生きようとする力が強く働く傾向にあります。
細かくし過ぎるとそのまま枯れてしまうので加減が必要ですが、胴切りのついでに行う行為なので切り戻しの際はお試しください。
コメント