多肉植物を増やす。胴切りからの胴割りシリーズ。ローラ編です。
胴切りだけでもチョット勇気がいらう行為ですが、更にそこから縦に割ってしまう胴割り。
胴割りをマスターしてお気に入りの多肉をたくさん増やしちゃおうというコーナー。
今回はエケベリア属のローラ。名前が既にかわいい多肉植物です。
仕立て前のローラ
我が家のローラ。成長した為、仕立て直しをしたいと思います。
ローラは淡い緑色に白っぽい容姿で、他の多肉植物の様にがっちり紅葉せず年中通してこんな見た目をしています。しいて言えば紅葉期にほんのり葉先にピンク色が乗る程度。
成長しても茎立ちはしないのですが、横に大きくなる訳ではなく画像の様に上へと伸びて行きます。
春先にはオレンジ色の綺麗な花を咲かせました。
まずは胴切り
まず胴切り。糸を一周し交差させてブツンと絞り切ります。何回やっても緊張する作業です…。失敗する事もしばしば…。葉を傷つけたり、バラバラになったり。
上手く行きました。
不要な葉を整理し葉挿しへ。上側の株はいつも通り乾燥させてから土の上に置いておけば発根するでしょう。ひと回り小さくなっての再出発です。
そして胴割り
下側の株はこのまま植えて通常管理していれば新芽が出てくるというのがセオリーですが、もうひと手間かけて縦に割る胴割りを行います。
カッターナイフやデザインナイフで薪割りのごとく軸を真っ二つに割ります。
刃物による怪我にだけは気を付けて下さい。手袋着用でやると安全です。
胴割りが完了したら、2日程度日陰でよく乾燥させ鉢に戻します。
我が家の場合、その後はほかの親株と同じ通常の管理体制です。日光多めの置き場所と他の多肉と同じタイミングでの水やり。
特別扱いしなくても平気です。
その後
一ヵ月後の様子。
上株は発根しているようで触ってもグラグラしなくなっています。
このまま今年は大きくならないんでしょう。上株はいつもこんな感じです。本格的に成長が見られる様になるまで時間がかかります。
さて、胴割りした下株はというと。
半分に割ったそれぞれに新芽が出始めました。もう心配ないと思います。
もう少し子株が大きくなったら残っている大きな葉は状況を見て取ってしまいます。窮屈そうだし。
縦に割る以外は通常の胴切りと何ら変わりません。
この様に胴割りすれば総合的に子株数が多くなるかどうかはまだ検証中です。今の所、分けたひとつの株から新芽ひとつは間違いなく出ているので、最低2つは確保できます。(追記:その後、複数の発芽を確認しました)
お気に入りの多肉はたくさん増やしたいので、今後も胴切りと胴割りはセットで行いますよ。
胴割りについて以下の記事に詳しくまとめていますので、合わせてご覧ください。
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