増やしやすい多肉植物シリーズ。虹の玉/オーロラ編。
ベンケイソウ科、セダム属、虹の玉。虹の玉の斑入り品種がオーロラです。
多肉を日本中に知らしめ、その多肉ブームの火付け役とも言える存在。多肉ファンでなくとも目にした事があるであろう虹の玉はまさに多肉植物の顔といっても過言ではありません。
とても可愛らしい見た目が多くのファンの心を掴みました。そんな私も虹の玉ファンの1人。
という訳で我が家の虹の玉をご紹介致します。
虹の玉
まずこちらが我が家の「虹の玉」。
非常に丈夫で適応できる温度も幅広く、霜に当てなければ屋外でもかなりの寒さまで耐える事ができる品種。
夏場は緑色へとなり、寒くなる秋~春の紅葉期に真っ赤に染まります。
可能な限り雨避けした屋外で日光に当てる事により葉の密度があがりぷりぷりギュウギュウに育ちます。ジリジリと焦げそうな真夏の日差しはちょっと無理なので適正に遮光しましょう。
オーロラ
虹の玉の斑入り品種、オーロラ。
夏場、緑色になる季節にうっすらと斑を確認できますが、紅葉期になると斑が分からないほど全身が淡いピンク色になり、その姿はとても美しく人気が高い品種。
この様な斑入り品種は元の品種よりデリケートで、成長の速度も遅く、より丁寧に育てる必要があります。例えば虹の玉が過酷な暑さや寒さに耐えぎりぎり生きれる環境の場合、隣のオーロラは深刻なダメージを負う事となるでしょう。そんな時はほんの少し、気を使ってあげて下さい。
増やし方
セダムの増やし方は基本的に挿し木がメイン。同じセダムで乙女心や恋心は葉挿しが難しい事で有名な話。根は出るもの芽が出る前に溶けてしまう物がほとんど。1/100くらいしか成功しないイメージです。
しかし、虹の玉/オーロラは葉挿しが出来るんです。ポロポロと葉を取り土の発根、発芽を待つ一般的な葉挿しの方法で問題ありません。
しかも、かなりの確率で育ってくれます。確保できる葉挿し数も多いのでとても増やしやすい部類。
成長速度は特別に早いわけではありませんが、セダムで葉挿しが出来るのは嬉しい限りです。
平行して挿し木もするわけですが、どこから切っても脇芽を出してくるので遠慮せずどんどん切りましょう。むしろ切らないと、勝手に葉を落とし先へ先へと伸びてしまいます。
伸びた茎から気根をだしもじゃもじゃになりますが、野性味を求めるならこれもありです。
オーロラも同じように葉挿しする事ができますが、このような斑入り品種の葉挿しは一定確率で先祖返りし、オーロラの葉挿しから虹の玉が育ちます。(我が家の場合50%~70%は虹の玉になりますね…)数で勝負しましょう。
確実にオーロラとして増やしたい場合は挿し木で増やすといいです。
最後に
虹の玉は一本で植えては寂しいので、1鉢にまとめてモッサモサにすると見応え十分な存在となります。寄せ植えとしても出番は多く、ここの隙間は虹の玉…なんてシチュエーションが多々あります。
多肉と言えば虹の玉。セダムと言えば虹の玉。多肉を知らない人でも一度はみた事のある虹の玉。ここまで知名度が高いのはやはりその可愛さからでしょうか。しかも丈夫で増やしやすいと来たもんです。
みんな大好き、そんな虹の玉の増殖(繁殖)に是非チャレンジしてみて下さい。
増やしやすいシリーズ。こちらも合わせてご覧ください。
その後の様子を公開しました。
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