当ブログでも度々登場する「桃色カリシア」。これまではその繁殖力に注目して紹介してきました。
今回は育てる環境で変わる色の変化を検証しその結果をまとめます。
乾燥に強く多肉植物に近い生態で育てやすく、増えやすい。育てているという満足度が高い品種だと思います。
乾燥に強いから水をやらなくてもいいという訳ではなく、私の管理は通常の観葉植物同様に結構ザブザブ水やりをします。その方がより成長を楽しめると思うので。
相変わらず凄まじい繁殖力
以前の記事でまとめた繁殖力。
挿し木をして2週間もすれば成長を始めてしまい、あっという間にいっぱいになります。
思えば7cmくらいのこんな量から始まった事でした。
これが5/15の様子。
1ヵ月後(6月中旬)の様子がこちらです。
左上の緑色の固まりが元の7cm鉢。1ヵ月で何十倍にもなった気がします・・・。
これを更に増やしたら世話が追いつきませんね…。剪定して破棄するレベルです。
水やりは2~3日に一度。
色の変化
名前にもありますが「桃色」とは葉の色の事です。
明るい場所で育てると鮮やかなピンク色に染まるのが桃色カリシア。季節による影響も受けますが基本的に明るい場所で育てると色づく。
※夏は緑色が強く、紅葉期はより鮮やかなピンク色へ
3鉢ある大中小のうち「大」を1つを屋外に出してみました。残り「中小」2鉢はそのまま室内窓辺で管理。
「小」と「中」の鉢。室内管理の様子。
小から。これは7cm鉢で全てこれから増えた親株です。
もじゃもじゃ。
続いて「中」鉢の様子。
親株から5月に挿し木をして1ヵ月後。
小鉢より根詰まりしてないからか、こちらの方が良く育っています。
鉢を掴もうとすると伸びた芽を巻き込むほど生い茂っています。
中小どちらも室内窓辺、5~6月は日光の位置が高く窓辺から日が差し込む時間は晴天時で2時間程度。
そして屋外で管理してみた「大」鉢の様子をご覧ください。
明らかに色が変わりました。朝日~正午頃まで日の当たる屋外に放置した結果です。
放置した期間は2週間~3週間。
室内管理の「中小」鉢と挿し木の時期が同じなので、育てた環境の差のみで出た結果。
直射日光による葉焼けも見られますけど、これが本来の姿です。
もう一度「大中小」の鉢を並べてご覧ください。今度は色の違いに注視して。
左上=小鉢(親株) 右上=中鉢 下=大鉢 です。
最後に
桃色カリシアの育成環境による色の変化を検証してみました。
明るい場所=長い時間日差しを受けれる場所で育てると、ピンク色に染まります。
室内で育てても、モリモリ増えるので観葉植物として十分に楽しめますが、屋外管理だと色も楽しめる。そんな桃色カリシアです。
屋外に出した「大」鉢、徒長が止まったせいか成長速度は遅くなりました。ただただ挿し木をして増やすなら屋内が良いかもしれません。
ひとつの植物で楽しみ方がいろいろあるので、目的に合わせて育成環境を決めて行けば結果が出るのも早いので楽しめます。
ちょっとサイクルが早すぎて世話好きじゃないと追いつかない程です。
その分、育てている満足度は高いのでこの様な変化の大きい植物をお探しの場合はオススメです。
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