管理してくれるなら使っていいよと貸して頂いた大型の本格的なビニールハウス。
数年間放置で荒れ果てていた状況を使えるようになるまで地道に整備するシリーズ【その5】。
今回は長年放置されたハウス内にあった直せば使える「水道」と「ネコ車」を整備していきます。
ハウス内には当時使われていた様々な道具が散乱していてそのほどんどは腐食が進み使い物にならない物ばかり。しかし直せば使える物もあります。
水道の激しい水漏れを改修
貸して頂いているビニールハウスには水道が付いています。この段階ですでに贅沢。
開始時の様子がこちら
元栓を開くと水は出ました。
しかし長い間、メンテナンスを受けておらず蛇口を締めて元栓を開くと、結構な勢いで水漏れします。
こんな感じ…。
これ、蛇口はビンッと締めています。元栓を開いただけで両側の蛇口の至る所からジョロジョロと。
贅沢を言わなければ使えますがせっかくなので修理を決行。
このタイプの蛇口で水漏れが発生する場合、ほとんどは接合部の緩みかパッキンの劣化。
これはパッキンの劣化でしょう。解体。
水道修理はあまり詳しくありません。径とか。
私はこういう場合、交換したい部品をホームセンターに持ち込んで全く同じ部品を探すor店員さんに相談するタイプです。
蛇口ごと交換だとそれなりの値段がしそうな予感で、安く納めるには部品交換がベストでしょう。
ホームセンターでパッキンを物色中に発見しました。
蛇口本体が1つ当たり1180円。やっす。
もはやこれを買うのが一番確実、という訳で蛇口まるごと交換に変更。
蛇口ごと交換する場合は根本のネジが切られた部分に止水テープを巻くだけです。
白いテープ。
古い蛇口は回せば外れます。元栓が締まっているのを確認してから取り外し。
新しい蛇口のネジが切られている部分に止水テープを巻きます。7~8周を目安にすると良いようです。
あとはこれをねじ込めば完了。超簡単。
締めた感じ、緩かったりきつかったりする場合は止水テープを撒く回数で調整するればOK。
両方の蛇口を交換完了。
交換後、元栓を開き水漏れが無い事を確認しあっさりと作業終了。
これでストレスなく水道が使えるようになりました。
ネコ車の修理
ネコ車とは手押し一輪車の事。たくさんの荷物を運ぶ時に活躍します。
放置されていたネコ車がこちら。
パッと見では完全にゴミです。ボロボロ。特に車輪が死んでおられます。
車輪の痛みは激しく使い物になりません。しかしそれ以外は意外と大丈夫なのでは?
車輪以外の部分をチェックしてみます。
意外といけそう。あれば便利なネコ車、これは直してみましょう。
買うと意外と高いんですよね。タイヤ交換だけで行けそうなので費用はかなり安く済みそうです。
購入。700円くらいでした。
ノンパンクタイヤといってパンクしないタイヤもあります。ちょっと高いけどパンクの心配は無いので予算と相談。私は通常のチューブタイプで空気を詰めて使用する物を購入。
最近、スチールラックの多肉棚を塗装した際の塗料が残っていたので塗ってみました。
塗装の前にワイヤブラシでゴシゴシと汚れや錆を落とします。錆の上から塗れると豪語する塗料もありますが、私は信用していません(笑)。錆や汚れは可能な限り落としてから塗装する事をお勧めします。
刷毛を使いデロデロに塗装。余っていた塗料だし残しても使い道がないので思いっきり豪快に塗ります。
大分印象が変わりました。ペンキって凄いですよね、手間はかかるけど塗ると手間以上の仕上がりとなる気がします。
1日乾燥させてタイヤの取り付け。
タイヤに付属してくる軸ボルトをこんな感じでナットの位置を調整。内側の薄いナットがフレームの内側に密着する位置に。
タイヤを設置。
これで完了です。
長々と書きましたが、ペンキを塗ってタイヤ交換しただけです。
蘇りました。ゴミ置き場に置かれていたゴミの様なネコ車がピカピカに。
どんどん使ってあげましょう。その方がネコ車も嬉しいはずです。
あれば意外と出番が多いネコ車です。ありがたい。
最後に
週末しか作業ができませんが、コロナのせいで外出できず作業が捗ります。
おかげでかなり整備が進みました。
たまに様子を見に来る管理人さんも関心しておられます(笑)。
まだ、ハウスの整備でやりたい事がいくつか残っていますが先は見えてきました。
多肉の本格的な成長シーズンを目前に環境が整いそうです。
あとは多肉の量ですね…。焦らずにゆっくりと増やして行けたらいいなと思います。
コメント