多肉に興味がある方なら比較的早い段階から出会うであろうクラッスラ属の火祭り。
いろいろな店の園芸コーナーで見かける事が出来ます。
名前から想像がつくように、火のように真っ赤な紅葉が特徴。
ムチムチのギュウギュウばかりが多肉では無く、クラッスラ属の様に薄葉にシャープな品種もあるのです。
火祭りはそんなクラッスラらしい容姿で、クラッスラと言ったら火祭りが真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。(似たような容姿のもみじ祭りという品種もあります)
火祭り
それでは火祭りをご覧ください。
上へ上へと伸びるタイプ。育成環境がよく紅葉の最盛期にはもっともっと真っ赤になります。
火祭りは色が強く出る分、変化が分かりやすく室内で管理していると瞬く間に緑色になっていきます。
画像の株は室内の窓辺が定位置で時々屋外の環境で育った為、日光不足感が見た目に現れてしまっています。撮影したのが12月なので屋外管理はムリでした。
クラッスラは見た目でペラペラな葉っぽいですが、触ってみると意外と肉厚です。流石多肉。
胴切り
良く普及している多肉の品種はほとんどが胴切りで増やせます。火祭りも例外ではなく、茎の途中で切り挿し木をすればどんどん増えて行きます。
ここまではどの多肉でも見られることなのですが、火祭りでは更に凄い事が起こりました。
縦に伸びすぎた場合、挿し木側が長すぎる為に更に剪定する事があるかと思います。
ただ捨てるのが勿体ないと、他の品種でも一応土に挿して置くんです。しかしそれは上手く行った事がありません。
ところが、火祭りでそれは起きました。
芽、、芽が出てきました・・・。
抜いて確認。
根、、根も出てる・・・。
驚いた。いつもこの様な中途半端から出ないかなーと思って失敗するので。期待はしていましたけど、、、育ち始めると驚きます。
凄くないですか?コレって。
個人的にとてもレアな光景でした。
葉挿し
葉挿しもいけます。
成功率も高いのでどんどん挑戦してみましょう。
胴切り~葉挿しをした時期が1月~2月の寒い時期だった為にまだあまり成長はしていません。
しかし発根は開始しました。大体1ヵ月後の様子です。
葉の取り外しが少しコツがいります。
葉の根元がしっかりと残るように慎重に外しましょう。左右に揺さぶって強引に外そうとすると途中で千切れてしまうので注意。
葉が茎に巻き付くような生え方なので、際に切れ込みを入れるなど工夫が必要です。
最後に
ホームセンターでもよく見かける事が出来るクラッスラの火祭りを紹介しました。
枯らさないという意味では丈夫で育てやすい反面、育成の環境が悪いと色や形を崩しやすい印象です。
しっかりと日に当てて育てれると、名前の如く真っ赤な火祭りとなってくれるはず。
胴切りした、下側の親株は成長がとても早くあっという間に新芽を出し、その後もグングンと育っています。
胴切り後2か月程度、室内とはいえ1月~2月での成長でした。
育てやすく、成長も早い。紅葉も楽しめると初心者でも安心な品種です。
持っていそうで持っていなかった。育てて見た結果とても育てやすいのでおすすめです。
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