青森県の10月は朝晩の最低気温が一桁まで冷え込みます。ひどい時は霜注意報が出る事も。
山々では既に紅葉の見頃となり、紅葉前線は平地にも降りて着始めております。
それは多肉にも見られ、暖かい地域の方より一足先に紅葉が始まっている事でしょう。
今回は、そんな我が家の多肉の中からセダム属にスポットを当てて見て行きたいと思います。
セダムは挿し木で増やす事が多く、切れるとなればすぐに切ってしまうので少し見苦しい画像が含まれるかもしれませんがご了承下さい。
乙女心(おとめごころ)
どれも可愛いセダムですが、葉先がほんのりと紅葉する姿は特にカワイイ乙女心です。
なんと愛らしい姿でしょうか。バナナの様な葉はうっすらと白い粉で覆われ、その内側から紅葉がしっかりと確認できます。
ちょっと袖がカスッただけでも粉は取れてしまいますので取り扱い注意。画像の色が濃い部分はソレです…。
葉挿しが難しいとされる乙女心ですが継続してチャレンジしています。こちらも合わせてご覧ください。
八千代(やちよ)
続いては八千代。乙女心と似た容姿でこちらは全体的に黄緑っぽい色から葉先がオレンジ色に紅葉して行きます。
八千代の育成は難航しています。適当に挿し木をしても根付くセダムのはずが、八千代の場合うまく行きません。もちろん葉挿しも全滅。
かろうじて残った親株がこの画像です。心なしか葉も弱々しくセダムの中でも育成難易度が高い印象。
みんなはどうなんでしょう?ウチだけなのかな?
グリーンペット
小型でミニチュアの木を思わせるセダムのグリーンペット。
成長期は緑色一色となり、紅葉期になると葉先が赤く染まり始めます。更に進むと赤色が濃くなり範囲も広がります。
挿し木で増やす事ができ、特に気を使う部分はありません。上から3~4cmくらいの位置でチョンチョンきってプスプス挿す。
葉が小さく葉挿しできるかどうか検証中。画像の土の上にポタポタ落ちているのは発根していますがいかんせん葉が小さくて管理が大変そうです。調べてみると確率は葉挿しの成功率はかなり低いとか。
虹の玉(にじのたま)
多肉と言えばコレ。虹の玉です。
挿し木にと切りまくったせいで、あまりいい株を見つけられないのでこちらで失礼します。
成長期と紅葉期ではっきりと色が変わる虹の玉。緑一色から赤一色へと変色していく中継地点。
ネットで購入する場合、真っ赤な画像に惚れ購入し色が違うとクレームをつけてもダメなやつです。
こちらの虹の玉は葉挿しでもガンガン増えるのでお試しください。
オーロラ
虹の玉の斑入り(ふいり)品種。
紅葉の始まりは赤黒い濃いピンクから始まり、最盛期には鮮やかなピンク色へと変わって行きます。
まだピンクとは言えない状態でした。
オーロラも虹の玉同様に葉挿しで増やす事が可能ですが、一定の確率で虹の玉に先祖返りするので確実にオーロラとして増やしたい場合は挿し木のみで行いましょう。
ブルービーン
個人的に非常に期待しているブルービーン。今年初めてお迎えしました。
成長期に緑というより青よりで、紅葉期にはピンク色になるようです。
経過観察中の物で、とても楽しみにしています。とりあえず挿し木でチマチマと増殖しながら来年にはいっぱいにしたいと計画している所。現時点でも十分に綺麗な発色ではないでしょうか。
レッドベリー
レッドベリー。ちょっと形を整えきれませんでした。
こちらも今年お迎えした物で増やしている最中です。
紅葉開始の段階では赤黒くなり、さらに進むと真っ赤になるタイプ。虹の玉と似ていますがこちらの方が小型で葉が小さく密度が高いです。
こういった品種はある程度、数をまとめて植えないと見応えが無いですね…。
ロッティー
一見セダムっぽくない品種ですがセダムのようです。グラプトベリアとかのほうがしっくりくる形をしています。
ロゼッタ型に広がる葉はそれなりの大きさとなり、切っても切っても新しい芽が出てきます。それを見るとセダムなのかと。
夏場、それはもう緑色でなんというか特徴がないという印象。10月現在でも葉の先っちょがほんの少し色が出たくらいの状況です。
ロッティーで調べると次から次へと現れる美しい物にキミはなれるんだろうか?と不安を隠しきれません。
増えるのは増えるんですが、このロッティーも育成に難航しております。日光には十分当てているにも関わらず、下側の葉が開いていく傾向があるんです。難しいですね~。
ちなみに、葉挿しは今の所全滅でした。
最後に
今回はセダムに焦点を当て紹介してみました。
日光によく当てる事により葉と葉の間が密になりぷっくりと可愛らしい姿になると共に、紅葉期の色づきも良くなります。
エケベリアなどとは違い、単体では物足りない物が多いセダム。その代わりに挿し木で手軽に増やす事が出来ます。
ある程度の数をまとめて植える事により一気に存在感が増し見応え十分な物になる事でしょう。
又、少量でも色が濃く出る事から寄せ植えに使用する事でアクセントとなりメリハリを出してくれます。
まだまだたくさんの品種があるので、気に入るセダムを探してみてはいかがでしょうか。
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