多肉植物、胴割りシリーズ。今回はエケベリア属のリラシナです。お気に入りの多肉をどんどん増やしちゃおうと言うコーナー。
リラシナって色んな名前で流通していてリナチナとかリラチナとかリナシラとか…。書いてても訳が分からなくなります。
lilacinaと書くのでリラシナとして話を進めます。ちなみに購入時のネームプレートはリナチナでした。
仕立て前のリラシナ
全体的に白い粉をまとい、年中通してほとんど見た目の変わらない美白美人です。
紅葉期に葉先がほんのりとピンク色になる程度。
ごしごし触ると白い粉が落ちて淡い緑色の地肌が見えます。落ちた粉は日光によく当てる事により少し時間はかかりますが元通りに戻ります。
多くの多肉植物が緑色となる夏、真っ白な姿は非常に美しい品種。
そんなリラシナを仕立て直して行きたいと思います。
まずは胴切り
いつも通り胴切りから。
上手く行きました。とりあえず一安心。上株は乾燥し土の上で発根させ整った形からの再スタートとなります。切断面付近の葉は一回り取って葉挿しへ。
そして胴割り
下株を更に縦方向へカッターナイフを使い切断(胴割り)していきます。
軸が均等に別れる様、慎重に行います。どちらかに偏ってしまうと小さい方が育たないかもしれません。以前、小さくカットしすぎて失敗しています。
カット後、切断面を良く乾かし鉢に戻しましょう。
ネームプレートがリナチナになっております。リラシナと読み替えて下さい(笑)。カタカナって一度間違えて覚えるとなかなか抜けませんよね?…よね?……ね?
その後
約一か月後の様子を見てみましょう。
上株は触ってもグラつかなくなったので、根が張った模様。少しギュッと締まった様子ですが心配はなさそうです。今後が期待できそうな株。
新芽が出始めました。こちらも問題なく成長中。子株がある程度の大きさになったら残っていた葉を取り除きます。
軸を半分にする胴割り1/2は現在成功率100%です。1/2を更に半分へ1/4の時は失敗しているので、半分1/2が安定かもしれません。
胴切りが出来る品種は胴割りも出来る。欲を言うなら各株から複数の新芽が出てくればいいんですけど、現在はまだ一つずつしか確認できていません。その後、複数の発芽を確認しました。
増やす事も楽しい多肉植物。これからの経過も見守っていきたいと思います。
過去の記事で胴切りについて詳しく公開していますので合わせてご覧ください。
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