観葉植物はインテリア性もあり一般的に室内で育てている場合が多いのでは無いでしょうか。
我が家でも観葉植物は主に室内栽培ですが、窓辺の日当たりはスペースが限られています。冬場で無ければ屋外でも大丈夫なので置ききれなくなっていたポトスを1鉢外に出して育ててみました。
観葉植物の代表ゴールデンポトスを室内と屋外で育てた場合、それぞれに変化が見られましたのでご覧ください。
始めに
今回紹介するポトスは以前記事にした事のある「ほぼ枯れていた」ものです。
このポトスを発根後鉢植えをしたのが2020年3月の事。2鉢に分けて植えてそれぞれ室内と屋外で育てていました。
室内ポトスと屋外ポトス
2020年8月に撮影した写真がこちらです。
大きくなりました…とても。そして元気に育ちました。約5か月でもこんなにも。
ポトスは本当によく成長してくれます。短期間で変化も感じられ育てている側をとても満足させてくれます。
水浴びさせた直後なのでびちゃびちゃですがミズミズしくて美しいです。
さて本題ですが左側が室内ポトス、右側が屋外ポトスです。
まず、色の違いが目につきます。室内ポトスは緑色が濃く、屋外ポトスは黄緑色となりました。
それぞれの環境
育てた環境を詳細に説明しておきましょう。
室内ポトスの環境
東側室内窓辺。2時間程度の窓越し日当たり。窓辺なので基本的に明るい。
屋外ポトスの環境
東側屋外。日の出~正午までの午前中直射日光。午後は完全に日陰。雨ざらしです。
室内ポトスの特徴
全体的に綺麗です。痛みもなく健康な状態でまさにポトスといった風貌。
適度に斑も入りゴールデンポトスらしいです。葉の大きさ、茎の太さ、ツルの伸び方どれも申し分なし。日光に当たる時間が短いと緑色が濃くなります。
鑑賞や癒し和みを目的として育てる場合、ポトスは室内でもとてもよく育ってくれます。
窓辺の日差しは植物にとって人が思うよりとても少ないものです。それでも、力強く育ち更には増やすことまで出来ちゃうんだから。
屋外ポトスの特徴
直射日光による葉焼けで痛みがありますが野性味強く育ちました。
やはり特徴的なのが色。黄緑色に近くこれはこれでいいですね。直射日光の影響なのか斑が多く、葉も大きく育っています。大きな葉は室内ポトスの2倍はあるのではないでしょうか。
葉焼けでダメージの有る葉は、もともと室内の頃からあるもので直射日光に耐性が無い為だと思われます。屋外で新芽から育った葉達に大きなダメージはありません。
環境に慣れてしまえば真夏の直射日光にも耐えられます。この慣らすが難しいかも。
少しずつ屋外に出し、徐々に時間を伸ばしていくとかよく言われる方法です。
室内で管理していた植物を屋外の直射日光に長時間当てれば必ず葉焼けします。最悪枯れたり…。
しかし、屋外で発芽した新芽は耐性がある状態からスタートする。
ここら辺を理解できていないと、ただただ痛めるだけになってしまいます。
とは言え、そこは屋外。雨ざらし&直射日光なので多少の痛みは想定内。虫もいるだろうし。
温暖化が進み、地域によっては酷暑となり農作物ですら強すぎる日差しのダメージを受けるような環境の場合は遮光シートを使い日差しを和らげる対策をすればいいと思います。
置く場所はコンクリートの上だと日差しによりかなりの高温に達します。気温だけではなく周辺から受ける影響も意識しましょう。
遮光シートは植物に当たる日差しを和らげる他に、地面を冷やす効果も期待できます。
暑さで枯れる原因に強すぎる日差しの他に鉢内の蒸れがあります。地面から伝わる熱で鉢内が高温となり水やりをした鉢内はお湯になってしまいます。
地植えの場合だと植物は地中深くに根を張れる為に根を保護する事ができますが、鉢内はダイレクトに影響を受けます。
お風呂の中では育ちません。
最後に
様々な品種があるポトスで中にはデリケートな物のあります。このゴールデンポトスは丈夫で適応できる環境も幅広く育てやすいです。水をたくさん欲しがるので夏場は毎日上げてください。
こんなに丈夫なポトスでも調子を落とし成長が悪くなることがあります。そんな時は大体根詰まりが原因。鉢底の水抜き穴から根が出ていたら根詰まりのサインです。鉢から出し伸びすぎた根をカットしてひと回り大きな鉢へ植え替えて上げましょう。きっとまたどんどんと成長して楽しませてくれますよ。
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