緑牡丹(みどりぼたん)、ホムセン見切り品を仕立て直す。

多肉植物

多肉って意外と買うのが難しいです。ホームセンターでも100均でも入荷直後は多肉らしいカワイイ姿でも、室内販売の為に売れ残りは全て徒長していきます。

入荷もそんな頻繁ではないですし。

多肉は成長がゆっくりな割りに、徒長はあっという間にしてしまいます。

1週間も日陰に置くと、色つやが変わり始め、2週間もすれば徐々に見た目の変化も始まります。

1ヵ月立つ頃には、当初のカワイイ姿からはかなり違う印象の植物へと・・・。

同じホームセンターへ立ち寄るたびに目に入る同じ多肉。かなり徒長が進んで値下げされている「緑牡丹」を連れ帰って育てて見ました。

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購入時の緑牡丹(徒長)

ホームセンターの見切り品、わが家へ迎えた時の緑牡丹です。

多肉は徒長するとどれも同じような見た目になります。

後ろに映るネームプレートの画像が本当にこれか!?って思うようなものも多く、疑わしいですよね。緑牡丹の場合はなんとなく面影を残しています。

見慣れてくると、きちんと日に当てて育て直せば画像の様に戻せるな・・・って思えるようになってきます。わざわざ徒長した株を買う必要性が無いと言えばそうなんですけれども。

購入したのが12月で寒さ最盛期の為、室内で強めのLED照明に当てて様子をみてみました。

いくらか葉が立ってきて良くなったかな・・・程度ですね。

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胴切り

ここまで徒長した株は、いずれは胴切りする事になるので寒いけどやってしまいました。

その後、日中は日に当てて育てる事2ヵ月。春も近づき屋外のハウスで管理できる時間も伸びかなり整って来ました。

胴切りしてそのまま同じ鉢に挿したカット苗側はすっかりエケベリアらしさを取り戻しています。

名前は緑牡丹ですが、葉先がキレイに紅葉するようです。来年には見れるでしょうか。

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強い生命力

胴切りをした親株側(下側)は新芽を芽吹きます。これは他の多肉でも同じ。

しかしこの緑牡丹、生命力が強めです。

至る所から可愛らしい新芽が。数も多い。そして成長が早いです。

セダムやグラプトペタルムでは珍しくありませんが、エケベリアにしては早いと思います。

なんというか安定感を感じます。

葉挿し

強めの生命力は葉挿しでも発揮。

成功率は今の所100%。

上の段(上1列)は葉挿し後2ヵ月くらいで下側(下2列)は1ヵ月程度経過した物です。

徒長見切り品からでも、こんなに葉挿しを確保できます。画像に入りきらない葉挿しがもう少しあったり。

どんどん増えそうです。

最後に

似た品種で白牡丹という品種があります。成長した見た目や育ち方もよく似ていて、白牡丹も育てやすい部類。

気長に育てるタイプの方なら、この様な見切り品は安く買えるしお得です。

胴切りした上側は、日光によく当てて育てとムチムチになり今シーズン中に一人前の株へと育ちます。そのような環境で育てれば秋にはとても綺麗な紅葉が楽しめるはずです。

少しでも安く、たくさん欲しい場合はありかもしれません。

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