市販されているガジュマルのうち、接ぎ木の痕跡があるものはパンダガジュマルorセンカクガジュマルの可能性が高いです。
ガジュマルならどの品種でも育て方や増やし方に差はありません。
春先の3月にセンカクガジュマルの挿し木を行いました。冬は休眠期になるので秋まで7か月間、1シーズンでどの位まで成長できたのかをまとめてみます。
※センカクガジュマル、丸葉ガジュマル、パンダガジュマルの見分け方は諸説あり詳細は不明なのでここではセンカクガジュマルとして話を進めて行きます。
センカクガジュマルの親株
挿し木の親株がこちらです。
ちょっと逆光で見にくくてすいません(汗)。
こちらのセンカクガジュマルは以前の記事で紹介していますので合わせご覧ください。
この株から伸びている枝を剪定して挿し木としたのが3月の事。
剪定した親株は2~3週間もすれば切断面付近から新たな芽が出てきます。伸びすぎてしまった枝は剪定して形を整えましょう。
その後、1ヵ月~2ヵ月くらいで新しい枝となるでしょう。
親株側はいつも通り水やりをし窓辺で管理していれば問題なく再生していきます。
挿し木(春)
3月に剪定した枝を挿し木にした時の様子がこちらです。4本の枝を挿し木。
新鮮な土を使用し腰水の状態で管理しました。マグカップの内側に苗ポットを仕込んでいます。1週間くらいは休ませる意味で日陰管理、その後は親株同様に窓辺で日に当てます。
そうこうしている内に根が出てきます。こちらが5月の連休明けの様子。
先に根が成長し、栄養を吸い上げれる様になれば新しい芽が出てきますので気長に育てて下さい。
挿し木(秋)
そして秋は10月の様子がこちらです。
4株のうち、2株は貰われて行ったので2株のみのご紹介となりますが、しっかりと大きくなりました。
狭かったので一度植え替えましたが、それ以外は水やりのみ。
葉の数も大分増え、大きさは10cm~15cmくらいになっています。
管理環境は室内の、日の出~正午まで日の当たる東向きの窓辺。ガラス1枚越しの日光下。
午後は建物の影となり西日は一切当たりません。
最後に
センカクガジュマルの葉挿し成長経過をご紹介しましたが、ガジュマルならどれも似たような経過を辿ります。
1シーズンでどの程度成長できるかは、ご覧の様な結果となりました。
挿し木は経験上、水挿しより土挿しの方が上手く行く事が多いのでオススメです。土挿しの場合は乾燥さえしなければ、ほぼ失敗する事は無いと思うので。
1シーズン目はまだ根を張って成長を始めるのがやっとで、本格的にガジュマルらしくなるのは2シーズン目からとなりそうです。
園芸店から植物を飼って育てるのも良いのですが、こうやって自分で子苗から育てるととても愛着が沸くもんです。仮にこの子苗に値段を付けるとしたらとても安い物でしょう。しかし自分で育てた事に意味があるので、機会があればどんどんチャレンジしてみて下さい。
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