水をはじく多肉の葉。しかもギュウギュウに密集しているので水やり後は水たまりができますよね。
たまった水は取り除くのが多肉育成のセオリーです。
これはあくまで水を取り除いたほうがトラブルを防止できて望ましいという意味で必須ではありません。
できた水滴がレンズ効果で日光を集め、葉を痛めてしまうこともある。想定以上に水に長期間接して腐り始めることもある。それらの可能性を下げる意味で水滴は可能な限り取り除いたほうが無難です。
私は基本的に取り除きますが、場合によってはあえてそのままにする事もあるのでここら辺は個人の判断です。虫の予防&駆除に水が大いに活躍する場合もあります。
管理している株数が少量なら
さて、本題の水滴飛ばし。
管理している株数が少量なら手動のもので十分です。あえて数で言うなら50鉢くらいまで。
そもそも、多肉の水滴飛ばし専用の器具は存在しません。
そこでよく代用されるのがパソコンのキーボードなどを掃除する時に使われる通称「シュポシュポ」。※世間でどう呼ばれているかは分かりません。
これは100均でも売ってるのでとてもお手軽です。私も2~3個持っています。長らく愛用しました。いや、いまでもチョットした作業で使います。特にオススメ。
スプレータイプのエアダスターでも代用可。
少々風圧が強いので土を飛ばしてしまう可能性がありますがシュッ!シュッ!と効果絶大です。
手動の「シュポシュポ」だと握ったときに狙いが微妙にズレる所もピンポイントでシュッ!
空になると終了なのと、若干高いのがネック。私はシュポシュポ派でした。
管理している株数が多い場合
ここからが本題。
多肉はどんどん数が増えていく物。ひとつひとつが小さいのでついつい買ってしまいます。気付けば大量に。
50鉢を超えたくらいから、手動ではきつくなってきます。握力の問題。疲れるのです。
1鉢当たり5シュポシュポはするでしょう。
最小だとして5シュポシュポx50鉢=250シュポシュポ
もはや筋トレ。
数えたことはないけど、現在多肉は200鉢以上は我が家にあり正直な所、水やり後の水滴飛ばしが面倒くさくなっていました。
そこで発見したのがダイソー産の小型電動ブロアー。500円。
存在は知っていましたが、これが私の地域でなかなか見つからず。通える範囲5~10店舗くらい行ったでしょうか。中には超大型店まで。
お店の人に在庫を聞いても「取り扱いがない」「取り寄せれるがうんぬんでちょっと無理かも」的な反応。諦めムードで月日が立ったある日、最寄りのダイソーで発見。即買いです。こういうのは結局タイミングですよね。人気商品のようです。
開封。
大きさはこんな感じ。重さはとても軽く数グラム程度。スッカスカな感じ。
モバイルバッテリーのつないで電源を確保するタイプの物です。
愛用のオシャモバで。
そもそもパソコンで使うならUSBから電源を取れば良い仕様。
使ってみた動画があるのでご覧ください。
感想は、最高に良い。
風量は大分弱いのですが、多肉の水滴を飛ばすには十分です。むしろ本来の使用目的であるパソコンのゴミを飛ばすにはまったく風力不足な気がします。多肉用なのでは?なんてくらいちょうど良いです。
動画でも確認できるように多少土は飛びます。それを差し置いても理想の物でした。
私はかなり速いペースで多肉に水やりをするので労力&時間の大幅短縮を実現できました。
シュポシュポしながら個々の調子を観察するものいいですけど。
その他の提案
多肉の水滴飛ばしに使える小型の電動ブロアーは色々あります。
充電式の物が便利でしょう。ちょっと高いのがネック。
充電式なのでコードレスで持ち運びも便利。
私は、管理している鉢数が多く充電切れなんて事になると困るのであえてモバイルバッテリーで電力を確保できるダイソー産のがベストマッチですが、こういった充電式の方が本来ならいいのでしょうね。
選ぶもの次第で稼働時間がどのくらいなのかよく確認する必要があると思います。
最後に
冒頭でも述べましたが、そもそも多肉の水滴飛ばしは必須ではありません。望ましい程度。
まったくやらない人も多くいらっしゃいます。
多肉の水滴を飛ばす派か飛ばさない派か。これも自分なりの育成を楽しむ範囲です。
水滴を飛ばす派でシュポシュポがきつくなってきた方はダイソーを覗いてみてもいいかもしれません。
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