ホームセンターの多肉植物は管理体制の事情で売れ残った物は次々と徒長していきます。
そうして多肉としての魅力がなくなった株達は値下げされ、いわゆる「見切り品」として格安で売られています。なかには値段が付かない程傷んでいる物も見かけますよね…。
ホームセンターに行った際には必ず園芸コーナーに立ち寄り、新入荷がないかチェックなんてのもタニラーのあるあるではないでしょうか。
そんな見切り品として見つけた多肉植物、クラッスラ属の南十字星を育てて見ました。
購入時の南十字星
クラッスラの南十字星は「星の王子」の斑入り品種。購入したのが2ヵ月前の事になります。(2020年12月)。その時の様子がこちらです。
見切り品といってもダメージはそれほど大きくありません。しかし日照不足の為に特徴のはずの斑は全く見られず大分徒長も進んでいます。
当ブログでLED投光器で多肉は育つのか!?って実験でも使用された株。
真冬に青森なので屋外管理は不可能です。室内でのLED投光器で光を補いながら、およそ1ヵ月で大分回復しました。
自慢の斑もハッキリと確認できます。
南十字星はそれ程強くない光でも十分に育ってくれそう。
増やし方
もともと徒長していたので、ここら辺で間延びした茎を切って挿し芽にしていきます。
挿し芽の成功率は非常に高く、ほぼ全てが成功。
LED投光器と平行して窓辺&晴天時は屋外で可能な限り日差しにも当てました。
2ヵ月も立たないうちにみるみると回復していく様子は多肉ではなかなか見れない成長力。
切った下側の株も新芽をどんどん芽吹いていきます。
こちらもまた、すごい成長スピードです。1~2週間もすれば芽がでてきてぐんぐんと育っていきます。
パッと見ではチョンパした株には見えない程に生い茂っています。ここまで2ヵ月。
ちなみに、葉挿しもいくらか挑戦しましたがこちは全て失敗。他の多肉の様に葉が取り外せません。葉挿し自体、非常に難易度が高いか不可能に近い感じがします。
とはいえ、挿し芽だけでもこの増殖力です。
最後に
縦にどんどん伸びて行くタイプの多肉で、増殖スピードも申し分なく寄せ植えでも活躍してくれそうです。
まとめて植えても独特の雰囲気があり素敵ではないでしょうか。
紅葉もします。
斑入り品種はデリケートなイメージがありますが、この南十字星はとても丈夫に感じました。
2ヵ月でここまで持ち直す生命力と繁殖力。成長期はどれだけの勢いになるのか楽しみです。
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