サンスベリア(トラノオ)は株分けの他、葉挿しという特殊な方法で増やす事が出来ます。
そんなサンスベリアの葉挿しをしたのが2020年1月。そして現在が2021年6月末。
一年半経過し芽が出ました。日数で言うとおよそ550日後。
葉挿しが発芽するまで実に1年半…。
一年半も同じ状態の葉挿しを置き続けると、それはもはや植物ではなく置物。オブジェです。
葉挿し開始から枯れもしなければ成長もしない。そのあまりにも変化が起こらない様子を以前記事にしていますので、サンスベリアの不思議な生態についてはこちらからどうぞ。
今回は、その後ついに発芽を確認したのでご覧ください。
葉挿し開始から一年半で発芽
葉挿しを開始した2020年、1月の様子からどうぞ。
葉挿しを実行したのが真冬の青森、屋外は連日氷点下の最悪な時期でした。外では生きれないのでもちろん室内管理です。
数本の葉は長い月日の間に脱落しています。
そして、ついに…ついに発芽したのが開始から一年半後の2021年6月末。
ご覧ください。
パッと見、いつも通りのオブジェです。
拡大図。よーーーくご確認ください。
ドーーーーーン!
発芽を確認!一年半も経つと、様子を確認する期間が1~2週間に一度くらい(笑)。
水を上げる→何も変わってない→ですよね。の繰り返し。
ひとつですが、たったのひとつですが発芽を確認できました。
春になり暖かくなり始めた4月頃から、水やりをしてきました。
親葉が枯れないので死んではいない、水を上げても上げなくても変化の無いこの子達に水やりする事、ついに努力が報われる日が(笑)。
芽が出ると早い成長
今回ご紹介している葉挿しとは別の葉挿し。
さかのぼる事更に数年前。まだブログもやっていない頃に葉挿しをしてこれまた発芽までに1年強を要したけど、現在も成長中の株があります。
この時も今回と同じように、これは生きているのだろうか…はたまた召しているのだろうか。分からないまま放置に近い状態でいつのまにか芽が出ていた経緯があります。
この株、今年の春になり子株を出しました。
トラノオの葉挿しなので先祖返りし黄色い斑はありません。
中央の株がそれ。周辺に3つ子株が出ました。
サンスベリアは子株を出す場合、土の中で親株と繋がっています。
この状態から1ヵ月後の様子がこちらです。
親株と同じ背丈まであっという間に伸びました。
こういう成長は恐ろしく早い。葉挿しの1年半はなんなのでしょうかね?
最後に
とりあえず、サンスベリアの葉挿しをブログ内で開始~発芽までご紹介出来ましたが1年半もかかりました。
植物の育成、楽しみ方は自由です。
このサンスベリア、葉挿しで増やすのに1年半…。正直な所、これは楽しいのか疑問です。葉挿しは出来ます。ですが増やしたいなら株分けが早い。株分けなら先祖返りもしませんし。
早く発芽させる方法があるかもしれません。普通に挿してみたらこの様な結果になりました。
普通とは…。青森でサンスベリアの葉を刻んで土に挿し(花と野菜の土)、1年くらい水を上げずに室内放置。真冬真夏を変化なく乗り越えて、春に発根を確認してから屋外の明るい所で管理しながら水やり。その後2ヵ月くらいで発芽。合計1年半。
これからサンスベリアの葉挿しに挑戦される方、もしくは葉挿しをしたけどさっぱり芽が出てこない方、時間はかかりますがいずれ出ます。気長に待ちましょう。
コメント