増やしやすい多肉植物を紹介するシリーズ。今回はパープルディライト編です。
グラプトベリア属で紅葉期になると全体的に淡い紫色になる存在感のある品種。
初心者でも増やしやすく、一株からでも大丈夫。時期が良ければ100均でも売られているようです。
グラプトペタルム、グラプトベリアともに育てやすく増やしやすいのが特徴なのでこれから多肉を始めてみようかなって方には特におすすめです。
パープルディライトの親株
紹介のパープルディライト。親株がこちらです。撮影は8月のものなので、成長期=緑色が強めとなっています。
白い粉をまとっており触ると粉が剥がれてしまうので触りすぎに注意。取れてしまった粉は日光によく当てる事により回復するので心配は不要です。気温が下がる紅葉期には綺麗な紫色になります。
見た目、成長の仕方(茎立ち)、大きさ、増やし方どれも白牡丹とよく似ていて、違いと言えばパープルディライトの方が葉の大きさが大きい事と色。同じグラプトベリアだし。
エケベリアの美しいロゼット型にグラプトペタルムの丈夫さを合わせたグラプトベリアはまさに良いとこ取りなのであります。
白牡丹の記事はこちら。
安定の葉挿し
増やし方のオススメは葉挿し。成功率がとても高くよほど特殊な環境でもなければほぼ100%で成功します。(真夏、真冬の多肉にとって過酷な季節はNGです)
葉が大きく肉厚なので、発根/発芽後も親葉が枯れにくく、長い期間栄養を与え続ける事ができる為、見ていても安心して観察する事ができるでしょう。
成長も早く、葉挿しの初心者には成長の過程を学び、多肉を増やすというイメージをしっかりとできる物です。
葉が大きい代わりに、葉数は少なめなので葉挿しにする葉をたくさん確保できないのが難点でしょうか。
挿し木(胴切り)
もう一つの方法が挿し木。下葉を落としながら茎立ちして行くので、葉が落ちる前に葉挿しにもぎ取って行くと茎の部分が長くなります。そのような状態になったら、切ってしまい挿し木にしましょう。こちらの成功率もほぼ100%です。
切り口をしっかり乾かしてから挿す事。季節は成長期の春秋である事。これさえ守れれば失敗する事はないはず。
まとめ
葉が大きい分、なんと言うか…葉挿しのやりがいがあるって気分になります。手ごたえがあると言うか、これぞ葉挿し!って感じ。
この調子で増やせれば、今年は一株でも来年には5~10株に…再来年にはとどんどん増やす事が可能。ワンシーズンで丼にはなれないまでも、予定通り安定して増えてくれるパープルディライト。
こうやってどんどん増え、置き場所に悩む。友達にプレゼントするもよし、フリマアプリで売るもよし、全て含めて多肉植物の楽しい所ではないでしょうか。
タニラーの皆さま、これから始める方々、お手持ちの多肉の増殖にどんどんチャレンジしてみて下さい。
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