青森県の観光には欠かせない奥入瀬渓流。火山噴火の後に出来た大きな穴に水が溜まって出来た湖が十和田湖です。その十和田湖(子ノ口)より流れ出る奥入瀬川の最上流が奥入瀬渓流となります。
地元の人にとっては幼い頃から親しみが深く、小学校の行事でも訪れる事から、大人になるといつしかただの山道(山越えルート)となっています。
とはいえ、山越えの機会には良く通る道なので四季を感じながら車の窓を開け、自然に癒されながら目的地へ向かうって感じです。
そんな奥入瀬渓流を久しぶりにゆっくりと探索してきたので画像多めでお届けします。
石ヶ戸(いしげど)
奥入瀬渓流の山を下りた下流側は焼山地区となり観光案内所やホテルが立ち並びます。
散策となれば車で少し山を登った先にある「石ヶ戸」に駐車場があり、そこから遊歩道が整備されていて徒歩による散策が可能なエリアとなります。
開始地点の石ヶ戸にはトイレや休憩所と少しだけですが売店があり、休憩所には奥入瀬渓流のミニチュアで見どころが紹介されているので初めに奥入瀬渓流の全貌をおおよそ頭に入れておきましょう。
石ヶ戸~見どころの銚子大滝まで徒歩でおよそ片道2時間30分くらいの道のりです。(ホテル地域の焼山地区~石ヶ戸まではレンタルサイクルもあります)
道中トイレが中間に1か所しかないので、ここ石ヶ戸で済ませておきましょう。
石ヶ戸の瀬(いしげどのせ)
石ヶ戸より遊歩道に出て、最初の見どころ。
自然を感じながら歩く遊歩道もまた雰囲気たっぷり。
11月の当日は生憎の雨模様でした。
渓流に生息する鳥。カワガラス、ミソサザイ、キセキレイ、ハクセキレイが生息しているようです。
ときより晴れ間も見えたり。
11月上旬には奥入瀬渓流の紅葉はほぼ全て終わっていました。紅葉の見頃は10月。
阿修羅の流れ(あしゅらのながれ)
川幅が狭まり、流れを遮る大岩がごろごろとある地帯。川の流れは速く白波と轟音を立てながら荒々しく流れて行きます。
奥入瀬渓流の中でも見応えがあり観光客も多いポイントです。
千筋の滝(せんすじのたき)
千筋の滝。
奥入瀬渓流内にはこの様な滝が複数あり、自然に任せた形はそれぞれに特徴があります。
阿修羅の流れの様に荒々しい所もあれば、穏やかでせせらぎが聞こえる静かな所もあります。
10m先に進めば情景が変わり、進むたびに発見する新しいなにかの繰り返し。
雲井の滝(くもいのたき)
奥入瀬渓流の人気スポット、雲井の滝。
遊歩道から少し奥まった所にある滝ですが、遠くに聞こえる凄まじい轟音と隠し切れない存在感ですぐに分かる事でしょう。
滝つぼまで続く小道を行けば、滝の根元まで行く事が出来ます。
水量が多く、落差も大きいくて大迫力。
銚子大滝(ちょうしおおたき)
奥入瀬渓流最大の見せ場、銚子大滝。知名度も高く観光客で常に賑わっているポイントです。
水量の多い季節になると更に迫力は増します。
徒歩で散策する場合は、石ヶ戸からこの銚子大滝までで、およそ2時間30分くらいかかると思います。戻る時間も考えてここで引き返すのがいいでしょう。
シャトルバスも運行しているのでご利用の際はご確認ください。
シャトルバスの時刻表はこちら→時刻表
子ノ口(ねのくち)
そして奥入瀬渓流のゴール地点ともなる子ノ口です。子ノ口は十和田湖の湖畔となるので、ここは奥入瀬渓流の散策ではなく十和田湖の観光エリアとなります。遊覧船で休み屋まで行く事ができる船着き場。
乙女の像がある休み屋(やすみや)の話はまたの機会にでも。
売店があり食事をとる事もできます。紅葉の時期はとても混雑しているので少し時間をずらして食事をとるなど工夫が必要かもしれません。海外から団体のツアー客で溢れていた時期もありました。
自然ファースト
この様な自然を利用した観光地なので当然かもしれませんが、遊歩道では可能な限り自然のままを生かしているので、観光客の方が自然に合わせて行くスタイル。
この様に道の中に木が立っている事もしばしば。苔も至る所に生えているし、ぬかるみも多いので散策の際はスニーカーを履くなど見合うような格好での観光をお勧めします。
最後に
今回ご紹介した他にも見どころは幾多もあります。パンフレットで紹介されている他にも訪れた人それぞれの感性で魅力を感じる光景はいくらでもある事かと思います。
写真を撮ればどこを切り取っても絵になる程、至る所に魅力が詰まっています。更に季節が変われば全く違う表情を見せ、それぞれの季節で圧巻の光景を繰り広げます。
遠方よりお越しの際には是非お立ち寄り頂いて、なにかしら感じて頂けたなら県民としてこの上ない喜びです。
雑記(ドラクエウォーク)
ドラクエウォークのお土産がこの奥入瀬渓流内にあります。
私は2019年にプレイしていてその時に訪れていますが、当時docomoのスマホで電波が途切れ途切れ…。繋がりそうで繋がらず諦めています。
しかしその途切れ途切れの電波の中、大体の位置は把握しておりまして「阿修羅の流れ」の当たりなので、もしそれを目的にお越しならば参考にして下さい。
コメント