管理してくれるなら使っていいよと貸して頂いた大型の本格的なビニールハウス。
数年間放置で荒れ果てていた状況を使えるようになるまで地道に整備するシリーズ【その6】。
多肉育成に向けハウス内部の整備は大分進んでいます。今回はハウスの外周部、維持管理の一環として周辺の雑草対策について。
使わせて頂いているビニールハウスは田舎ながらにも街中にあります。山のふもと言う訳では無いので山から自然が迫る感じではありません。周辺を舗装された道路で囲まれた空き地って感じ。
しかし何もしなければ草ボーボー。なにか対策をしなければいけません。
手押し芝刈り機
こういった草むらには定番の草刈り機。エンジンタイプや電動タイプ、使用目的に合わせたパワーの違いなど草刈りに特化した性能です。
しかし、これまで私の生活ライフには必要のない物でした。
代わりに持っているのが、自宅敷地の芝生を管理する為の手押し芝刈り機。これに白羽の矢が立ちました。
ホームセンターで買える一番安いやつです。これを使いかなりアバウトに自宅の芝生を継続して管理しています。
かれこれ10年くらい同じものを使っています。これで不自由していません。
草むらの雑草に使う。こういった使い方は芝生用なんでそれ以外には使用しないでください的な事は承知で行います。
使ってみました。
意外と…いや全然いけます。
ダメ元、お試しで突撃したので画像がありません。ごめんなさい。
全然いけますが、条件が限られます。
密度が高い雑草にはダメ。背丈が高い雑草にはダメ。
快適にカタカタとリール刃が回るかと言えばそうでもありません。かなり強引に行く部分もあります。
オフロード仕様にカスタム
一回使ってみて意外と行けたので、カスタムして更に草刈り機としての性能を上げて見ます。
不陸を整えられた芝生をオンロードとするならば、草むらはオフロード。
タイヤとリール刃は連動していてタイヤが滑って回らないとリール刃が回らず草が刈れません。
前回使用した感じで雑草の密度が上がると、リール刃へかかる負荷が大きくなりタイヤの摩擦足りず滑る→刈れない部分があるって事が多々ありました。
タイヤの形状はこんな感じです。
一般的な形状ではないでしょうか。相手が芝生の場合はこれで十分ですし。
オフロード仕様にスパイクタイヤへカスタム。
タイヤへビス打ち。タイヤの素材は塩ビなのでビスが効きます。
使用したビスはℓ=25mmのビス。スパイクとしてはみ出す長さは使用しながら調整。長すぎると受け皿と干渉したので出しすぎ注意です。
画像はやっすいビスを使用しています。相手が地面や草で湿気があるので錆びにくいステンレスやアルミ製がいいかもしれません。
スパイクパワー炸裂
スパイク有りのオフロード仕様で使ってみました。
ガッチリ地面を掴み期待通りの結果に。スパイクパワー炸裂。
ゴリゴリ進みます。
草刈り前↓
芝刈り機で草刈り後↓
この位ならものの数分。
更に反対側を
草刈り前↓
芝刈り機で草刈り後↓
この位の幅でビニールハウスの周りを全周草刈り、30分程度で終われました。
条件が良ければかなりの作業効率ではないでしょうか。
注意点
条件がよければ…。脛(すね)くらいまで伸びた雑草は手押し芝刈りでは刈れません。伸びる前に小まめに草刈りする必要があります。
マメな人向け。
草刈りの回数を減らすためにある程度伸ばしてからやる場合はやはりエンジンor電動草刈り機しかない。
また、雑草の種類によっては刈れない奴がいる。
この中央付近の縦線上にある雑草(名前は分かりません)。この様に同じ期間で背丈も高く密度も高い雑草はムリでした。
芝刈り機で枯れる範囲を全て刈り終わってから手動で回るしかありません。
あと、それなりに疲れます。
押すだけと思っていたら大間違い。それなりに力を入れて押します。勢いをつけて動き出したらなるべく止まらず押し切る事。
草刈り機も楽かと言えばそうでもないので、ここら辺は仕方ないかもしれません。
最後に
私の場合、10年使い続けた安い手押し芝刈り機なのでもう十分に元を取っておりトラブルがあってもダメージはありません。
もしオフロード仕様を参考に真似する場合、十分に検討してからにして下さい。
草むらは不陸も大きく、芝生の上の様にカラカラという感じではなく、ガッコンガッコンと荒く扱う事になるので。石を噛んだり、ゴミを噛んだりと刃への負担も大きいです。
繰り返し行う事でゴミが減り芝刈り機で刈りやすい環境へとなっていきますが、それまでの間は強引に行きます。
リサイクルショップなどで格安で買えるならあり。あとマメな人。
エンジンor電動の草刈り機も安くは無いので、私は当分コレと除草剤でハウス周辺の雑草対策をしていく事になりそうです。
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