【多肉の冬越し】2022年。ハウスinハウスの経過観察。

多肉植物

2022年。新年が明けて初めての更新となります。本年も当ブログを宜しくお願い致します。

さてさて、本州最北端の青森より今年も多肉の冬越し奮闘中。

毎年いろいろやっておりますが、なかなか結論には至らず。過去の失敗を踏まえて今年は「ハウスinハウス」作戦で挑戦中です。

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ある程度、結果の見通しが出たのでここら辺で途中経過をご報告。現在は2022年1月。真冬真っただ中。

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多肉の冬越し。現場の状況

初めに当ブログで多肉の冬越しを報告するにあたり、環境を整理。

本州最北端の青森とはいえ、住む地域で気候は全然違います。豪雪地帯を連想される方が多いかと思いますが、私の住む地域は太平洋側に近い為、雪は少ない方。とはいえ寒いのは寒いです。

毎年平均で積雪30cmくらいの地域です。気温は絶望的な氷点下が連日続きます。

現在の様子をご覧ください。

雪多いですね…今年は。年に数回、このような大雪が降るんです。豪雪地帯に比べれば全然少ないんでしょうけれども。

屋根の雪下ろしをしたことがないので、大雪だと言ってもその程度です。

晴れればハウス内の温度が一気に上がるので、ハウスに積もる雪はすぐに落ちます。しかし画像のように晴れないと真っ暗です。

今年はこのハウスで多肉の冬越しをしています。

このハウスの中に小型のハウスを入れて「ハウスinハウス」。

気温に関しては、毎年-10度を下回る日が数日。あと1月~2月は連日のように一日中氷点下の真冬日が続きます。

この時期に雨が降ることはとても珍しく、地方ニュースになったりもします。雨が降るってことは暖かいって事なので。

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ハウスinハウスの効果は確実に

ハウスの中にもう一つ小さいハウスを置いて、動かない空気の層で保温するという作戦で挑んでいますが、その効果は確実に表れます。

様子を見に行った時の外気温は-1度くらいの時でした。

外は氷点下。

ハウスの中の温度をご覧ください。

1度くらい。屋外より2度高いですね。

更に、ハウスの中に設置した小型ハウスの中はというと。

2度!

少し暖かい…。しかしこの少しが大切なのです。

ハウス(日光を通す密閉した空間)ひとつにつき、1度~2度くらいの保温効果が期待できる結果です。

外気温が-1度に対し、多肉管理スペースは2度。

大した事ない?って思いますよね。これが本当に大切。

この日はハウスに雪が積もっていて真っ暗&曇りの日です。日が出ればもっともっと上がります。

むしろ上がりすぎる為、小型ハウスの方は換気した方がいいくらい。真冬でもカンカンに照れば40度を超えてきますので。

今年は既に-8度まで冷え込んだ日がありました。いくら対策しても暖房がないとハウス内も氷点下にはなってしまいます。ここら辺は諦めるしかありません。暖房以外方法がない。

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多肉の状況は!?

さて、環境については説明した通りで。その中で多肉たちはどうなのか?ってことですよね。

ではでは、見て行きましょう!

大好きな桃太郎。

デローサ

サブリム

ティッピー

ピンクザラゴーサ

花うらら

ルエラ

ラウリンゼ ※黒い斑点が怪しいです…。凍傷の恐れあり。

ご覧ください。まだまだ元気です。

元気ではないか・・・。耐えています。

どんなに対策をしても暖房がないので・・・外気温が-8度ともなれば確実にハウスないも氷点下です。バケツの水が凍ってますし。

いい結果ばかりでもありません。耐えきれず枯れていくものも…ありますよねそりゃぁ。

ゴールデングロー

パリダ

みどり牡丹

凍傷です。黒ずんでくればもうダメですね。あと透明になったり・・・。

全体的にどんな状況かというと、全体の2割くらいが寒さにやられています。残り8割は耐えている感じ。

 

最後に

多肉の冬越し奮闘中。北国タニラーの最難関の冬。そりゃそうですよね、外は一部の針葉樹以外は全部枯れているんですから。

雪が積もり、つららができ、一面凍り付いた銀世界。白と黒のモノクロ世界です。

そんなところで温暖な植物を育てるわけですから。

暖房は費用的に難しいのでここら辺が限界です。すべての株を来春まで持っていければいいのですけど、ある程度の妥協ラインが必要です。

多肉は様々な品種があり、原産地もまちまち。寒さに強い品種、弱い品種もあります。

むしろここまで寒い環境で多肉をやっている人の方が少ないでしょうから、当ブログのチャレンジがなにかのヒントになれば幸いです。

住む地域によっては冬越しより夏越しの方が難しいともいいますし。

ひとまず、私の多肉冬越しはここら辺が完成形。さてさて、これから寒さが一番厳しい2月。

まだまだ気が抜けません。

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