日光大好きの多肉植物が多い中で、ハオルチアは別物。原産地では岩陰などでひっそりと自生している品種で直射日光はNGです。
かといって全く日に当てないと徒長してしまい、置き場所が難しい。
普段日に当たらない場所に置いていて、たまに日光浴を…なんて数時間直射に当てただけでも瞬く間に変色してしまうのです。
うまく育成できない事が多く苦手意識すらあるハオルチアですが、いったいどこで育てるのがいいのでしょうか。
明るすぎる置き場所で変色するハオルチア
多肉育成の為に使っている3坪ビニールハウスを今年の春にリニューアルしました。
ハウスの設置場所を日の当たる条件の良い場所へ移設し、寒冷紗で遮光し通気を確保する為にサイド巻き上げ機を取り付けました。
エケベリアやセダムの様に、日のよく当たる明るい場所を好む品種達はこの条件でとても可愛く育っています。
リニューアルの際にハオルチアを置けるように遮光率75%の強遮光コーナー作ったのです。
真上は棚があるので横から入る日差しを遮るように、遮光シートは貼ってみた様子。
ここにハオルチアを置き1ヵ月様子を観察。
変色しました……(;^ω^)
直射に当てると一発で茶色くなるのですが、遮光の影響もあり徐々に徐々に1ヵ月かけて変色して行きました。
例外は無く、置いたハオルチアは全て変色し弱々しくなっていきます。
環境に慣れれば持ち直すかと期待して様子を観察し続けましたが、改善は見られずこの場所での育成は断念。
室内が一番いい
チャレンジはむなしく失敗に終わり、結局室内へ避難。
東向きの窓辺、晴天時は午前中2時間程度の日差しが差し込む場所に置き静養。
ここでおよそ1ヵ月育ててみた結果。
茶色から緑色へ。すっかり回復しました。
屋外は人が思うよりとても明るいです。日陰にもいろいろあり、ビルとビルの間の様にジメジメした場所から木漏れ日の様な日陰でも明るい場所まで。
一概に日陰と言っても置いて育てて見ないと分かりません。
ハオルチアを置いてみて、元気に育つようならそこでいい。しかし私は屋外でそういう場所が見つけれません…。
結果、室内が良いと思います。
室内はとても暗く、窓辺と言っても一日を通してみれば屋外に比べ相当な暗さです。多肉を室内で育てるのは徒長との戦い。
しかしハオルチアは室内がいい。
室内で育てるときの問題点
育成の明るさは室内が丁度いいという話でしたが、室内で育成すると問題もあります。
それは土が乾かない。
多肉用の培養土を使っていました。この多肉用に配合され販売されている培養土はとても乾きにくのです。
使っているのはホームセンターで買える培養土。
培養土自体は悪くありません。サボテンや多肉の特性を研究しベストは配合をし売られているのでしょうから。
しかし、ハオルチアを室内で管理する場合、これがダメでした。水やり後1週間程度では全然乾かない。
その結果、根腐れする株が多数発生しました。根がしっかり張っていたのが触るとグラグラするようになり、そうなった場合、根がブヨブヨになっていて取れてしまいました。
水やりは週一で行っていましたが、水やりの頻度を見直すか水はけのいい土に変えるかのどちらかです。
水やりの頻度を変えても1週間ではかなりの水分が残っていたので土を変えるのが良さそう。
最後に
ハオルチアの置き場所問題について、わが家の環境で室内がベストという話でした。
室内の場合、土も見直す必要があります。
まず、置いてみる。様子を観察する。元気に育つならそれでよし。
しかし、ハオルチアは気難しいです。
多肉自体、花や農作物に比べると成長が非常にゆっくりなのに、ハオルチアは更に成長が遅いです。
その割に、ダメになる時はあっという間。
一年前の様子がこちら
そして一年後の様子がこちら。
紫オブツーサです。
ちょっと育成が難しい(置き場所難しい)ハオルチア、上手に育てる事が出来る日はくるのでしょうか。
コメント