使っていない農業用の本格的なビニールハウスを好意により使わせて頂くことになりました。
「本格的農業用の荒れたビニールハウスを蘇らせる」~その2~ です。
ビニールハウスの概要は「~その1~」で紹介しているので今回は割愛します。
数年間使用していない状態なので、まぁまぁの荒れ具合。このままでは使えないのでまずは整備から始めました。
多肉に育成に使えるくらいまで改修できるでしょうか!?
雑草ボーボーのハウス内
まず手を付けなければならないのは、やはりハウス内に生い茂った雑草。季節は春まだ浅い4月なので、昨年大きく育ちそのまま枯れた状態の雑草処理がメインです。
放置された資材をゴミと使える物に分けながらハウス内を整理し、草刈り開始。
草刈り鎌ひとつでも頑張ればやれると思っていました。
夫婦2人、数時間夢中で鎌を振るった結果がコチラです。
頑張りました。鼻の中は真っ黒になるほど砂埃を上げながら…。
もはや草ではなく、木と化した立派な物も多数。根も深く手こずります。
大分片付いたと思いたい所ですが、防草シートを敷く予定なのでこれでは全然ダメ。
ハウスを管理しておられる方が、声を掛けてくれれば耕運機で耕してくれるとおっしゃっていました。しかし、甘えてばかりはいられないと奮闘したものの、これは先が見えない。
整地(広範囲は機械の力)
ごめんなさい。ヘルプです。耕運機召喚。
電話したらその日の内に来てくれました。本当にありがたい。
みるみる耕されていく草むら…。耕運機最強です。
小一時間でコレです。ただ見てるもの申し訳ないので水撒きを担当しました。
耕された土はフカフカでスニーカーでウロウロしているだけでも邪魔な私(笑)。
お陰で一気に捗り、残すは耕運機が届かない際(きわ)の部分だけなので、これなら鎌でいけそうです。先が見えてきました。
この規模になるとやはり機械の力に頼る事になりますね。
丁重にお礼を伝えておきました。ちょくちょく会う方なのでなにかの機会に恩返しができれば。
日を改めて、残りった草を処理。とりあえず、目標にした範囲の雑草処理は終了です。
奥に見える草むらは、家庭菜園の畑にしようかと思うので後でゆっくりと耕す予定。とりあえず防草シートの範囲を確保。
破れたビニール(フィルム)の補修
手動草刈り鎌による作業に絶望し耕運機を待つ間に、破れたビニールの補修作業をします。
20年張り替えなしの割には、それ程状態は悪くなく、補修で済む程度でした。
補修にはこちらを使用。
繰り返し負担がかかる部分が破けるので、補修テープもいい物を選びました。
安い補修テープもありましたが、これはしっかりした物を使いたい所です。
フィルムに負担が大きくかかり続けるコーナー部分に破れ。
妻面の一番高い所から下に向かって数メートル。冬の事も考えれば、こういった隙間は完全に埋めて気密性を上げなくてはいけません。
補修。
補修テープが超強力!粘着力が凄まじく、少しでもフィルムに触れるとベッタリと張り付きます。
これは期待できそう。素材も丈夫です。
そのほか、細かい破れや穴を補修。
稼働期間が短いからこの程度のダメージで済んでいるのでしょうか。20年でもほとんど傷んでいません。
隅々までチェックし、全て補修して完了。
照明の取り付け
多肉の冬超えで、室内多肉の日照不足を改善する為に、「投光器チャレンジ」をしました。
この時使った投光器が余っている。ハウスには電気もあるし、これは使い時ではないのか!?という訳で設置。
使う投光器はこちらです。「200W 超薄型 軽量 駐車場灯 3200w相当 31600LM」
100均からC型クランプを2個買ってきて、ハウスのフレームに固定。
締め付けているだけなので、本当は穴を開けてボルトナットで取り付けるべきです。
点灯!
多肉に使ったときはあまりいい結果では在りませんでしたが、流石は本来の使い方。最高の照明でした。
夜間作業があるかどうかは不明ですが、投光器余っていたし、付いていて困る事は無いでしょう。
最後に
今の所、目立った出費はありません。
多少の出費は覚悟していますが、なるべく最小限で押さえる様に工夫しています。
こんな贅沢な環境で多肉を育てれるのだから、少しずつ欲が出て来てしまいそうです。
初心を忘れず、どこまでやれるか、そして維持できるか。最近そんな事ばかり考えています。
多肉を手加減せずに増やせる贅沢…。北国ならあり得ない地植えなんかもやってみようかと妄想中です。
まずは環境の整備から。次回は防草シートの敷き込み。いよいよお金がかかり出す部分。
これから管理していく上で雑草との戦いは避けて通れませんので、防草シートは不可欠です。週末しか作業ができないので少しずつゆっくりですが、地道に作業を続けて行きます。
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