タニラーのあるある談。何の品種か分からないor分からなくなったと言う経験があると思います。
我が家のブロンズ姫、2鉢ありそれぞれ違う店から購入したのが春先の話。それ以来、増殖に勤しんでかなりの数まで増やす事が出来ました。
初めの内は、売られていた環境で形が多少異なるかな?程度であまり気にしておらず、わが家で長期間育てれば同じような品質になるんだろうと思っていましたが、どうやらそうでもないんです。
そんな見た目の違うブロンズ姫達をご覧ください。
ブロンズ姫
ブロンズ姫と言ったらコレではないでしょうか。
特徴が良く出ています。撮影は10月で鮮やかに発色した赤みの強いブロンズ色はもちろん、大きさは直径で言うと5cm程度、葉は肉厚。
ブロンズ姫は朧月(グラプトペタルム)と玉葉(セダム)の属間配合種。肉厚の葉は玉葉の遺伝子を受け継いだ証です。
この品種なーんだ?と言われれば迷うことなくブロンズ姫となるでしょう。
この株を親株として葉を取り葉挿しした子株達がこちらです。
間違いなく親子。疑う余地なし。
疑惑のブロンズ姫
問題はこちらのブロンズ姫?です。
これしか無ければ、ブロンズ姫だと言われても納得するでしょうが、比較の対象がある場合そうはいきません。明らかに違います。撮影は同じ日の10月です。
これを親株にして葉挿しした子株達がこちらです。
やはり、先に紹介したブロンズ姫とは明らかに違う様子。
販売先でネームプレートを間違えたか?無いとは言い切れません。
ブロンズ姫と似た品種で調べてみました。
カリフォルニアサンセット説(朧月x黄麗)。形は近い感じですが色が全然違うのでなし。
そもそもこれは朧月ではないのか?朧月を持っていないので同じ環境下での比較ができませんが、調べる限り葉の厚みや色で違うようです。朧月はもう少し葉が薄く、もう一回り大きい感じ。
こちらの株も紅葉が進んでいて、言われればブロンズ色になり始めています。
最後に
明らかに違う見た目ですが具体的に何の品種かまでは分かりません。むしろどちらもブロンズ姫の可能性が高いです。
となれば生産者で形に差が出る物なのでしょうか…。多少なら分かります、しかしこれは明らかに違うと思うんです。
こういう目線でブロンズ姫を調べると、どちらの形もブロンズ姫として扱われているようなんです。
結果、どちらもブロンズ姫と認定せざるを得ません。品種改良の為に配合が繰り返される多肉植物です。この様な状況が発生してしまうのもやむを得ないのかもしれませんね。
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