多肉植物の冬越しを2階ベランダで管理し、もうじき春を迎えます。
冬の多肉は基本的に休眠期。断水で乗り切るのが基本です。
とは言え、暖かい日が数日続く事もあり、そんな時はその日で乾く分の水を上げたりします。
霧吹きで葉水をあげたり、水差しで表面を濡らしたり。
我が家は2階に水道がありません。ジョーロで豪快に水やりをするわけにも行かないので水差しでチマチマ上げるのですが、鉢数が多い場合小さな水差しではすぐに水が無くなる為に効率が悪く、バケツで水を持って行って補給しながら水やりをしていました。
そんな時見つけた100均グッズで便利な水差しを作れたのでご紹介。
小さな水差し
これまではと言うと、100均の小型水差しとソース入れを使っていました。
これはこれで、葉挿しの水やりの時は重宝します。
しかし、ベランダ温室は一人前の株達ばかりでこの水差しでは役不足。バケツに水を汲み何度も給水をしながらチマチマ上げるしかなく、そういうものだと諦めモード。
給水はバケツに手を入れなければならずビチャビチャになりますし。
水を上げ過ぎて乾かないなんて事態だけは避けたい(根が凍るので)&休眠期に休息をというニュアンスで少し水を上げたいというギリギリラインの水やり。
100均で見つけた可能性
とある日、100均(セリア)に立ち寄った際に発見した物。「とんがりキャップ」
空のペットボトルに水を入れ、この「とんがりキャップ」を土に挿して置くと自動で水を補給するという商品です。
これは…水差しに使えるかも。ペットボトルならいくらでもあるし、容量も1.5ℓ~2ℓもある。
加工したらベランダ温室の水差しに使えそう。購入決定。
本来の使い方である観葉植物などの水やりを自動化するという目的でも面白いアイテムです。
ついつい水やりを忘れて弱らせてしまうなんて方にはオススメ。目視でペットボトルの水が空になっているのを確認できるので水を足すタイミングが分かりやすい。
園芸好きは水やりが楽しいものなんですけれども。
加工
とりあえず、どんなものかを調査しました。
形状を確認。水が出る部分に1mmくらいの小さな穴が2つ空いています。
ペットボトルに水を入れ、とんがりキャップを装着し逆さまにしてみます。
ほうほう・・・。逆さまにしただけで穴からチョロチョロ水が出ます。このままでは水差しとしては使えません。
加工開始。
穴をふさぎましょう。爪楊枝を穴にきつく差し込みペキっと折ります。
穴がふさがればいいので、他にいい方法があればなんでもok。テープは水にぬれて剥がれて来そうなので今回は手っ取り早く爪楊枝を詰め込んだって感じです。
こんな感じで穴がふさがりました。
半田ごてを持っているのでもう一つは溶かしてふさいでみました。
半田ごてで溶かしてふさいだ方が完全に密閉できて加工精度が高いです。しかし、半田ごてを持ってない場合が多いでしょうから爪楊枝で十分。
このままでは水が出ないので、次は先端を切り落とします。
ハサミで切り落としましたが、結構な力がいりました。のこぎりとかニッパーなんかの方が安全かもしれません。
先端を切り落とすと中心部に穴が見えます。切り落とす位置が深いほど中心の穴が大きくなるので、水量はこれで調整できます。
完成。大容量の水差し
加工はこれでおしまいです。あとはペットボトルに水を入れ加工したとんがりキャップをすれば大容量の水差しが完成です。
使ってみましょう。
いい感じ(笑)。土を掘り返すような水圧ではなく丁度いい感じの水量。ペットボトルを押す力でも調整が出来ました。
出番は中々ないと思われますが、結構離れた鉢も狙えます(笑)。
水流は弱いようなら、先端をもう少し深く切って調整できます。
最後に
ベランダ温室の様な離れで使うには丁度いい容量です。足りないようなら2本持参。
バケツを持ち、ソース入れに水を足しながらよりは断然効率が上がりました。
ときにはバケツの代わりにヤカンに水を汲んでいったりしてましたし。
市販のものだとせいぜい500ccが限界です。
ですが、これなら1.5ℓ~2ℓを持ち運べる。
管理している鉢の数で使う水の量が違いますが、「離れで水差し」を使いたい場合きっと似たような状況になると思われます。
100均と空きペットボトルで作れる為、費用もほとんどかかりません。
何個かストックして置いてもいいアイテムだと思います。
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