青森県青森市にある浅虫水族館。バブル期に建設されたテーマパークが次々と閉鎖する中、昔と変わらず営業を続け県民から愛され続けています。
公式のホームぺージはこちら。青森県営浅虫水族館
私もアクアリウム好きが相成り、子供の頃から数え切れない程通っています。いつ行っても館内はとても綺麗でゴミ一つ落ちておらず、かなりの年数が建っている建物なのにペンキの剝がれもない。水槽内もコケは全くない状態で働いている方々の意識の高さが伺えます。
イベントがいろいろと予定されていて、何回来ても飽きさせない工夫がされている事も好印象。行く度にレイアウトにも少しづつ変化があります。
2020年2月より始まったコロナの影響で休館→制限付きで営業再開→9月には制限がある程度解除されイルカショーも再開しているという事で、2020年10月行ってきました。(当日は生憎の雨模様)
ウミガメ
入園の手続きを済ませ、まず現れるのがウミガメ。
これは、かなり前から定位置です。浅虫水族館に行ったら「まずウミガメが居る」と子供達も覚えています。
浦島太郎でおなじみなので、いきなり子供達の心を鷲掴みにする事間違いなし。しかも意外とデカイ。優しい顔つきとゆっくりとした動きに癒される事でしょう。
トンネル水槽
次に目に飛び込む全長15mのトンネル水槽。「むつ湾の海を再現」というテーマ。
むつ湾といえばホタテ。ホタテの養殖を再現したり、そこに住む代表的な魚たちの様子を見る事が出来ます。
むつ湾は湾内なので波が穏やかな事もあり釣り人の人気スポット。普段釣りのターゲット達がどんな様子なのかを観察するのもいいですね。
サンゴ礁の魚たちと小型水槽群
その先にはサンゴ礁と共に温暖な地域のカラフルな魚たちが大型水槽で展示されています。
通路にある小型水槽群では珍しい魚やクラゲ。
どれもこれも見応え十分な物ばかり。なにより綺麗。
ニモとドリーもいますよ。(ドリーがフレームアウトしていますがいます)
2階は淡水魚コーナー
1階は海水魚でまとまっており、2階は淡水魚コーナーになっています。アクアリストにはたまらない所です。何度来てもここは圧巻の一言。
自宅水槽では再現できない限りなく自然に近い環境。ネオンテトラも普段見るサイズより一回りも二回りも大きく、群れを作る品種がしっかり群れていてるんです。当たり前ですけど小さい水槽では見れないですよね。
そして熱帯魚の王様、アジアアロワナ。紅尾金龍でしょうか。他の品種との混泳でも圧倒的な存在感で貫禄十分。そしてデカイ。70cmはありそうです。
ピラニア水槽。ピラニアにもいろいろいて、その中でも比較的大人しいナッテリー。(肉食なので獰猛なのに違いはありません)しかしそんなの知らない人にはピラニアがこんなにたくさんと言うだけで十分なド迫力。
海獣館
こちらではゼニガタアザラシ、ゴマフアザラシ、ペンギン、オットセイが展示。以前はラッコが居た事もありました。
時間ごとに餌やりショーがあり、飼育員さんがアクリル板越しにマイクで解説しながらプチショーをしてくれます。こういったイベントも逃さず見て欲しい所。今回はゼニガタアザラシの時間を見れました。
個人的にゴマフアザラシが可愛らしくずっと見て入れそうです。
イルカ館
渡り廊下を渡った先にある別館。
イルカプールがありカマイルカが2頭。ここら辺も水族館側の都合で以前はバンドウイルカ3頭でした。
こちらでもプチショーを行っていて、来園者を楽しませようと他のイベントと被らないように時間をずらして計画されています。プールは小さめですが間近で見るイルカのジャンプは迫力満点。
プールは地下の様な構造になっていて、水槽内のイルカ達を見学する事ができます。機嫌がよければちょっかいを出してくれるかも?
目玉のイルカショー
やはり目玉のイルカショー。
何度見ても完成度が高く素晴らしいショーです。時間にしたら15分くらい。
400人が収容できる大型ステージで大迫力のジャンプパフォーマンスにテンポのいい進行。周りの子供達もショーに夢中となり、途中で騒ぎ出すような場面にいまだ出会ったことがありません。
私が見に行くときはいつも満席で立ち見客もびっしりいる人気のショーです。長居した時なんかは2回見る事も。トレーナーさんとイルカの信頼関係がとても素敵。
広いプールで次々と繰り出される大技は必見。
浅虫温泉郷
水族館のある浅虫地区は温泉郷としても有名。他県からお越しの際は周辺にある温泉宿を利用すればいいでしょう。近くには海釣り公園やホタテ広場もあり、青森市街地までも車で30分。
家族連れでも恋人とのデートでもおすすめのスポット。
私の好みで水族館を紹介してみましたが、他にも様々な種類の魚達が展示されています。カエルとかタコとかオオグソクムシとか…。近くまでおいでの際には立ち寄ってみては如何でしょうか。
都会のビックテーマパークには到底及ばないまでも多くのファンに支えられ今日まで元気に営業を続けています。続くには理由があり、それを是非ご自身の目で確かめて欲しいです。
イベントで夜に入館できる時期もあり、昼間とはまた違う浅虫水族館を楽しむことができるでしょう。
いつの日か子供達がまた子供を産み孫が出来るなら、その子達と遊びに行き…とずーっと続いてくれる事を祈っています。私たちがそうだったように。
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