北国の多肉植物事情。極寒の冬を超える為に実践した管理方法と対策。そして成果。

植物

今年は例に見ない暖冬な年となりました。

昨年の秋ごろより多肉植物に育て始め、初めての冬越しとなります。

暖かい地域の植物という印象が強い植物ですが、北国でも正しい知識で管理をすれば元気に育てる事ができます。

冬の置き場所

まず、置き場所ですが屋外は論外です。室内に取り込みましょう。

暖冬だったとは言え、朝晩の屋外は氷点下と冷え込み、雪も積り多肉植物にとって生きて行ける環境ではありません。

10月中旬辺りから日の最低気温が気になり始めます。このくらいの時期を見計らい日中以外は室内へ取り込みました。

私の地域での過去3年間、10月の最低気温と平均気温

・2019年 ⇒ 最低気温7.8℃ 平均気温13.7℃

・2018年 ⇒ 最低気温7.4℃ 平均気温12.9℃

・2017年 ⇒ 最低気温6.1℃ 平均気温11.3℃

各地域別過去の最高、最低、平均気温は こちらのサイト(外部リンク)より確認できます。(月別気温⇒各地の気温の平均値)

11月には完全に室内管理の状態ですが、なるべく日中は窓際へ置き、可能な限り日光に当てます。(窓際は冷気が伝わりやすいので朝晩はNGです)

水やり

真冬になると休眠状態となり成長が止まるので、基本的に水やりは月1回程度まで抑えます。

しかし、多肉植物は品種が多く原産地も様々です。葉が落ちたりしおれる様な症状が見られる株には適度な量の水やりは必要でした。

調べると「月1回」や「断水」と書かれている物が多いですが、育てている多肉植物を観察して特徴に合わせる事が大切だと思います。

対策

真冬を迎える12月~2月、断熱性能が高い住宅なら室内が氷点下まで冷える事はないと思います。

我が家は築12年。断熱に自信がある訳ではありませんが、毎日の生活による余熱のおかげか室内で水道が凍ることはありません。

ですがやはり植物には過酷な寒さとなります。そこで簡易的なビニールハウスを使い温室を作りました。

多肉植物の場合、ひとつひとつが小さいものが多いのでたくさん詰め込めることが出来るのもポイントです。

ビニールハウス内に園芸用のパネルヒーターを設置。

選んだのは200W、サーモスタッド付き。

サーモスタッドは設定した温度まで室温が上昇すると自動的に停止させる制御装置です。

サーモスタッドを併用しない場合、ヒーターの電源を抜かない限り温め続けます。必ずサーモスタッド付きの物を使用して下さい。

パネルヒーターより出る温風は上へと上昇して行く為、空気の流れをイメージし効率よく使用するには最下段に設置する事。

維持費

このようなヒーターは電気代が気になる所。

ビニールハウスの設定温度を16℃に設定していましたが、日中はほぼ付きません。

仮にですが寝ている時間を8時間とし、その間室内が冷えパネルヒーターが稼働した時間として見た場合。

(全国家庭電気製品公正取引協議会で定められている1kWHの料金単価を27.0円として算出)

200Wを1時間使用した場合0.2kWhとなり、電気料金は5.4円となります。

1日8時間スイッチon ⇒ 1.6kWhの消費で43.2円。

1ヵ月(8時間x30日)スイッチon ⇒ 48kWhの消費で1296円。

となります。

電気料金の計算はこちら⇒電気料金計算(外部リンク)

電気料金の契約プランで違いはあるものの大体の目安にはなるかと思います。

製品には100Wタイプ、150Wタイプなどの出力が低い物もあり料金を抑える事も出来ますので、温室の大きさや地域の平均気温を考慮して選定して下さい。

成果

桜の開花予報は例年4月下旬~5月上旬な地域で春一歩手間、3月半ばとなりましたが多肉植物達は真冬を無事に乗り越え元気な姿を見せてくれています。

寒くなるとギュッと締まって耐えるような形状になる品種もそのようなことは無く、常に葉を広げ、紅葉する品種も適度に色づく程度でした。

1月には葉挿しにチェレンジしていますが、およそ1ヵ月後の2月には発根も見られました。

適正な時期(春先や秋口)の物に比べれば成長は遅いかもしれませんが、休眠する事なく成長を続けています。

課題

課題もあります。
室内管理(ビニールハウス)がメインの場合、やはり日照不足になる事。

どんなに日中、窓辺で日に当てるように心がけても仕事や用事でビニールハウスに入れっぱなしになりがちです。

多肉植物の数が多くなりハウスに入りきらなくなる場合、成長させたい子株や日光のいらない葉挿しをハウスで管理、親株は室内で休眠状態としての管理などで対応すればいいのかもしれません。

ともあれ、これより訪れる春が待ち遠しいものです。

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